⭕️ピンク系ヘアカラーのレシピと調合の考え方や色持ちを良くする方法


(合わせてみたい自分に似合う髪色診断についてまとめた記事です😃)


🎯この記事で解ること

「ピンク系ヘアカラー」についてのレシピや調合方法の考え方、それからピンクは色落ちが早いとよく言われていますが、

色の持ちを良くする為の簡単な解決方法 も紹介しています。


まずは実際に何を考えて 僕が ヘアカラーをする際に薬剤を作ってるのか?


どうやったら色持ちを伸ばせるの? 発色をもっと綺麗にする事は出来ないの?

そう言った、YouTubeのコメント欄でも良く聞かれる 質問を踏まえて 様々な疑問に対しての答えを全て今回の記事で 説明していますので ぜひ最後までご覧下さい😃

ピンク系のカラーの関連記事紹介

⇩コチラは、今回の記事を読んで基本的なヘアカラーの考え方を学んだ後に、 更にピンク系のカラーについてを 学びたい方におすすめの内容となってます。

(ホワイトピンクに染める場合のレシピを紹介してます)


(ピンクベージュならここで全て解決出来ます😃)

先に ⇩会話形式で 解りやすくカラーについてを書いてますので読んでみて下さい😃

本題に入ります↓

⭕️ピンク系のカラーの色持ちが悪い原因!

【シロ】ピンク系のカラーの色持ちが悪いと言うのは「美容師」さんだけでは無く、「お客様」からも「よく言われる事」ですよね?


【クロ】せやな、ピンクが似合いそうやけん、勧めたら「ピンク系ってすぐ落ちないですか?」何て事もよく「言われる」からな。




【シロ】それでは、やはり「ピンク系」って「色持ちが悪い?」のでしょうか?


【クロ】まあ、これは考え方次第やけど原因としては 基本的に「ピンク等の色素は色の粒子が小さい」けん、洗う度に 髪の毛って「膨潤」して「キューティクルを開くんやけど」その時に「小さい粒子のピンク系 の色素」は するッ と「抜けやすい!」と言われているんや!



【クロ】そもそも 日本人は 元々黒髪やろ?でも 黒は黒でも実は「赤黒い」髪の人種や。

大抵の人は「髪を染めてるやろ?」そして、その大半は職場や世間体を考えて 明るすぎない「8トーン~10トーン位や!」




【クロ】普通は仕事してると「金髪」とか?「シルバー」とか?ちょっと変わった色にするなんて「無理な人が殆んどやけん」人口統計的に いわゆる「赤黒をほんのり脱色した結果、茶髪と言われる明るさになる人」が「多くなるんや!」


【シロ】確かに、殆んどの人はパッと見「茶髪」ですね。「ヘアカラー直後は色が入ってます」が 2週間もすれば「色は落ちるもの」なので「そこは仕方無いんですかね?」



【クロ】せやな、1番は自宅での「ヘアケアをしてもらう事が重要」だが、「サロンワークで意識して施術して良くする事も 出来るで!



⭕️ピンク系カラーの色持ちを良くする方法

【クロ】ほんなら、ピンクに染めるとしてやで?元々のお客様の状態が8レベルの茶髪だとする、そのままレシピを考える時に「ピンクの6~8を使うと」どうなると思う?




【シロ】前回のヘアカラーの基本を踏まえて考えると ピンクそのまま使うと 薬剤そのもののイメージから「ズレる」ので、、ピンクが下の画像で24番だとすると少し ベースのカッパー寄りにズレてしまうと赤みが増え1番の色になりますね。
「ヘアカラー調合表」=「↑ヘアカラーの基本」に全体図を追加しました。


【クロ】せや基本的にベースの色と混ざるけんヘアカラーにはアンダーカラーと使った薬剤とで 仕上がりにズレが起こる事を考慮するんや!





【クロ】1つズレて 仕上がる時点で イメージとは別物やけん、「持ちは悪い!」やろ?やけん、始めからそのズレの分を「計算して薬剤は調合する事が必要や!」




【シロ】ピンクの薬剤に バイオレット系を足してレシピを作っても 良さそうですね(^^)


【クロ】せやな、後は本来ピンクは赤と紫で作ったとしてもそこに「薄さ」が加わらない事にはピンク感は出にくい!」

やけん調合を考える時に 脱色を目標より強めにして「その分の着色で」トーンを「整える」という方法も有効やで!



【クロ】暖色系は基本的に「暗く見えにくい色」だから 色持ちの事を考えるなら 「濃く」入れてもそう「暗くは感じない」けん、色も 持つから そこのバランスは「お客さん」に説明して 薬剤は決めると良いと思うで!






【クロ】後は 「ヘアケア次第や」色は「洗う度に」抜けるから「ヘアカラー用の あまり強くないシャンプー」を使ったり、3日に1回でも「カラートリートメント」を使って「色を足す」
ピンク カラートリートメントの使い方(頻度)


洗った後は直ぐに ドライヤーで「綺麗に乾かす!」等も有効や!

キューティクル開きっぱなしだと 色は抜けるけん、なるべくなら低温のドライヤーで 素早く乾かす事や!



【シロ】なるほど、本当にお客様の事を考えるならば「ヘアケアの仕方」まで「サラッと」教えて上げる必要がありますね。

店販としての「カラートリートメント」も「カラー有名店では当たり前」になってますから、今後は アフターケアの提供は必須となりそうですね!




【シロ】他にも 技術的なポイントもあれば教えて下さいm(__)m





⭕️ピンク系の色を綺麗に染めて色持ちも良くする方法

【クロ】せやな、美容師側の立場で言うなら「ピンク系を綺麗に染める為に必要な所」として、サロンワークで気を付けるべき部分は 「放置時間と乳化」やな。


ピンク系カラーの放置時間と乳化について



【クロ】ヘアカラーの基本で紹介した様にヘアカラーの放置時間は「30分位は放置する」のが基本だが、特に 「ピンク等の 抜け落ち易い色素」の場合は 必ず守らないといけない。



【クロ】塗布後直ぐでも 「パッと見は」綺麗に「着いてる様に見える!」がな、実はあれは「見せかけだけやな!」

髪の毛の「表面のキューティクル」を「開いて中に浸透する迄に15分位」は必要や!

そこから 「定着させる為に最低10分」は「流したらアカン!」

更に 言うなら「シャンプー台で水を含ませて」乳化!

更に 馴染ませた後に「5分放置!」

これで30分キッチリ 置くのが「理想的や!」



【クロ】塗布後の「スチーム等は」逆に染まりのムラになったり 定着しにくくなるから スチームあてる際は 薬剤の塗布する前に当てて キューティクルを先に開く事に使うんやで!


【クロ】目安として ピンク系の染まり具合を動画で見る事が出来るけん、下の動画も 見とくと良いと思うで!

⭕️ピンク系 染まり具合イメージ動画

シアーモーブピンクの色の見本



ベリーピンクの色の見本





【シロ】実際に 頭で考えた後は「実験」を「繰り返す」そのズレを「見極めていく」事でリアルサロンワークに活かす事が出来る!

実験って楽しいですね!

⭕️ピンク色に染める為のヘアカラーレシピ

ピンクに染める為のレシピはまずは、ベースの明るさを↓くらいに整えます。
髪をピンクに染める為のレシピ


1番右の毛束を目指します(ブリーチ3回レベル)

そこに↓
ピンクに染める為の薬剤選択

22番~24番の薬剤を使って12トーン以上に調節します。
(ピンクを柔らかく発色させる方法として14番~16番の同じトーンでビリジアン系を10%未満混ぜる)と 柔らかさが出ます。

参考までに。

 それでは最後に、多くの方が知りたいと思っている ピンク系のヘアカラーに対する疑問についてを 一問一答して終わりたいと思います。



ヘアカラーでピンクに染める時の疑問まとめ

⭕️ピンクベージュの見本と染め方(色の落ち方)

まずは色の見本はコチラ↓


ピンクベージュ
色の落ち方はこんな感じです↓
色の落ち方の見本(考え方)はピンク以外も全色コチラで解説しています↓



そして、上の画像の染め方としてはピンクベージュのベース作りとしてライトナーやブリーチを使って色落ち後よりも少し明るめに脱色しておきます。

その後に ピンク系のアッシュの薬剤を塗布するのですが、この時濃い薬剤を使うと始めベージュ感がなくなるので ベージュっぽさを残しつつ色を入れる為に 10トーン以上(ベージュ感を残すトーン)の薬剤を塗布します。

後は 色落ち早いと思うのでカラートリートメントを自宅で週に2回程行えば 色持ちも長くする事が出来ます。

⭕️ブリーチ必要無し!ピンクブラウン色の見本と染め方


次にピンクブラウンも人気です。

ピンクブラウンはピンクベージュと違ってベースがブラウンでも出来るので 一般的にもオーダー率の高い色となっています
イメージはコチラ↓
ブラウンにも見えてピンクにも見える。
ナチュラルですよね?

染め方としては

画像の方 くらいなら カラーのレシピの考え方では、13トーン位のベースの明るさがあればOKです!
(赤とオレンジの間のカッパーっぽい色)
髪のトーンの目安



そこに ピンクに少し紫を混ぜて9トーン位で染めると大抵の場合は近くなります。

⭕️ピンクアッシュの染め方と色の見本(ブリーチあり、なし)

ピンクアッシュも人気ですよね?

コチラはブリーチありと無しで仕上がりイメージを見ながら説明していきます

ブリーチ無し↑

ピンク系の色味の中に青紫がほんのり出て綺麗ですね。

ブリーチあり↑

コチラは柔らかい感じの印象ですよね?
この様に うっすらと透けたニュアンスを出すには ブリーチを使ってある程度明度を上げる必要があります。
(細毛の方は この位なら必要無いかな)

ピンクアッシュの染め方(レシピ)

上の画像の染め方としては、
ピンクに青紫系に寄った19番~20番くらいのアッシュ系薬剤を混ぜてくすみを出す感じで染めます↓
ピンクアッシュのカラーレシピ



色素としてはピンク系の暖色が小さく入りやすくて、アッシュ系の寒色は大きいので入りにくい為

アッシュ2対 ピンク1の割合とかでも良いと思います。
(後は、希望のニュアンスで変えて下さい)

⭕️市販のヘアカラーで綺麗にピンクに染めたい

こういった質問も 多々ありますが、
市販の場合だと ムラになる可能性が高くなります。

それでも セルフカラーでピンクにする際にしっておいた方が綺麗に染めやすいので詳しく解説していきますね。


まず、基本的に1番重要なのがベースの明るさです。

黒髪にのせても 殆んどピンクになる事はありません。

ある程度の明るさ(ダークブラウン以上)あれば 色味が出てくれるので 均一にベースを整える事から始めます。

(詳しくは ↑まとめてますのでセルフカラーで 綺麗にピンクに染めたい方は必見です)

市販で買えるピンク系の薬剤には色んなタイプがあります

ドラッグストアで買えるピンクカラー↑

ドンキホーテで買えるピンク系のカラーバター↑

⭕️セルフカラーで綺麗にピンクに染める際のやり方

  1. 髪の明るさを均一に染める!(明るければ明るい程発色が綺麗です)
  2. ヘアカラーのピンクを購入する(耳キャップやケープが100均に売ってます)
  3. たっぷりと塗布する(付きムラの無い様に)
  4. 30分は最低時間置きます(早すぎると色が早く落ちます)
  5. 色をキープしたい場合はカラートリートメントも購入して週1~2回シャンプー後に行う
なるべくなら、美容室がおすすめですが
どうしてもの時は 上記記事を 参考にしてみて下さい。

⭕️あとがき

このサイトでは 髪に関する多くの疑問や悩みを題材に 様々な事を紹介しています。

タグ③カラーでは 他にもカラーについてを沢山紹介しています。

良ければ↓からご覧ください
(最後まで見て頂きありがとうございました🎵)

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