⭕️ブリーチにカラー剤を混ぜると どうなるか?

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ブリーチの黄ばみを消すために「最初から紫色のカラー剤を混ぜて塗布すれば手軽なのでは?」と考えたことはありませんか? YouTubeやSNSなどで美容師が検証しているのを見て、気になっている方も多いのではないでしょうか。 今回は、ブリーチ剤に濃い紫色のアクセントカラーを直接混ぜて塗布した実験検証の結果と、髪の黄ばみを安全かつ効果的に抑える正しいカラー手順についてプロの視点から詳しく解説します。
💡 この記事の結論:
  • ブリーチ剤に紫色のカラー剤を混ぜても、黄ばみを抑える色味の変化はほぼ感じられない
  • 異物を30%混ぜることでブリーチのリフト力(明度を上げる力)が少し低下するデメリットがある
  • 髪の黄ばみを消したい場合は、ブリーチを一度洗い流してからトナーやカラー剤を別々に塗布するのが正解

ブリーチに紫色のカラー剤を混ぜる実験検証の目的と背景

💡 ブリーチの黄ばみを同時に消せるかの検証が目的です。
ハイトーンカラーを作る際、ブリーチ特有の強い黄色み(黄ばみ)を抑える工程は欠かせません。 もしブリーチと紫色の染毛剤を同時に混ぜて一度の塗布で済むのであれば、施術時間や髪への負担を大幅に縮小できる可能性があります。 そこで今回は、実際の毛束を使用して「ブリーチ剤に濃い紫のアクセントカラーを30%混ぜる」という実験を行い、その効果を検証しました。

実験の検証ポイント

ブリーチ剤とカラー剤を混ぜる実験において確認したかったポイントは以下の2点です。
  • ブリーチしながら同時に紫色の補色が作用し、脱色後の黄ばみが抑えられるか
  • カラー剤を混ぜることでブリーチ本来の脱色力(リフト力)に変化が出るか
💡 「補色(ほしょく)」とは: 色相環で向かい合う位置にある色のこと。黄色に対して紫色は補色にあたり、互いの色を打ち消し合って無彩色に近づける性質があります。

【検証結果】ブリーチに紫色を混ぜるとどうなる?

💡 色みの変化はなく、リフト力が少し下がるという結果になりました。
ブリーチ剤に濃い紫のアクセントカラーを30%混ぜて毛束に塗布した結果、期待したような「黄ばみが抑えられた綺麗な仕上がり」にはなりませんでした。 実際の比較検証で判明した具体的な変化は以下の通りです。
🎯 実験検証の3つの結果
  1. 色みの変化: 黄色みを抑える効果は目で見て分かるレベルでは全く現れませんでした。
  2. 明度の低下: 通常のブリーチに比べて少しリフト力(明るくする力)が下がる傾向が見られました。
  3. 総合評価: ブリーチに染毛剤を混ぜても色の定着は起きず、脱色力を弱めるだけの結果となりました。

なぜブリーチに色が入らないのか?(化学的メカニズム)

ブリーチ剤の強い酸化力がカラー染料を破壊してしまうからです。 ブリーチ剤は過酸化水素(2剤)と過硫酸塩(1剤)の強力な化学反応によって、髪の内部にあるメラニン色素を急速に分解・酸化します。 その強烈な反応速度の真っ只中にアルカリカラー剤の紫色素を入れても、染料が定着・発色する前にブリーチの酸化力によって分解されて消滅してしまいます。 つまり、メラニンを壊すパワーが勝ってしまい、同時に色を入れることは科学的に不可能な仕組みになっています。

市販の「黄ばみを抑えるブリーチ剤」の効果は?

メーカーから「黄ばみを抑える紫成分配合」として販売されているブリーチ剤も存在します。 私自身、そういった製品も過去に実際に試して比較検証した経験がありますが、通常のブリーチ剤と比較して目立った差は感じられませんでした。 薬剤の中に何を入れても、ブリーチの脱色作用と同時にカラーの色を綺麗に定着させるのは難しいのが実情です。
🎯 薬剤の組み合わせ 黄ばみ抑制効果 明るさ(リフト力) プロの結論
通常ブリーチ単体 なし(黄色みが残る) 高い しっかり明るくしたい時の基本
ブリーチ+紫カラー剤(混合) なし(目視できる変化なし) やや低下する わざわざ混ぜるメリットは見られない

ブリーチのパワーをコントロールしたい時の正しいアプローチ

💡 脱色力を抑えたい場合はライトナーやウェット塗布を活用します。
ブリーチにカラー剤を30%混ぜるとリフト力が落ちる結果となりましたが、「あえてブリーチのパワーを落としたい」という目的の場合でもカラー剤を混ぜるのは間違いです。 ダメージ軽減や減力を狙う場合は、以下のプロの技法を選択しましょう。

1. ライトナーやクリア剤をブレンドする

過度な脱色を防ぐならクリア剤の配合が最も安全です。 色素を含まないライトナーやクリア剤を混ぜることで、アルカリ量と過硫酸塩の濃度を均一に希釈できます。髪への無駄な負担を軽減しながらマイルドにリフトさせることが可能です。

2. ウエット塗布(髪を濡らした状態で塗る)

髪の水分を利用して薬剤の減力と塗布速度を向上させます。 ハーフドライ〜ウエット状態でブリーチを塗布することで、薬剤の浸透速度が緩やかになり、急激なリフトを防げます。特にダメージが進行している毛先のリタッチや減力に向いています。
💡 プロの本音コラム: 「トナー施術」で手軽に黄ばみを消すテクニック
シャンプー台で髪をお湯ですすいだ後、濡れた状態の髪に「トナー(微アルカリカラーやライトナー+紫系を少量ブレンドした液)」を短時間で馴染ませる方法があります。放置時間わずか3〜5分で黄色みだけをキレイに打ち消せるため、ハイトーンのベース作りには最も効率的な手法です。

黄ばみを抑えて綺麗なハイトーンを作る正しい手順

💡 ブリーチ流し後に別工程でカラーを行うのが唯一の正解です。
ブリーチの黄ばみを消して透明感のあるカラーを作りたい場合、横着をせずに工程を分けることが確実で綺麗な仕上がりへの近道です。 プロの現場でも行われている正しい手順を解説します。
🎯 黄ばみを消す理想の3ステップ
  1. STEP1: ブリーチでしっかり脱色: まずはブリーチ剤単体で目標の明るさまで髪のメラニン色素を分解します。
  2. STEP2: お湯で完全に洗い流す: ブリーチ薬剤が髪に残っていると次のカラーの発色を邪魔するため、丁寧にシャンプーします。
  3. STEP3: 補色(紫系)を重ねて塗布: シャンプー後の髪に、紫味を含んだカラー剤やトナーを塗布して黄色みを打ち消します。
⚠️ 重要な注意事項

ブリーチ剤に本来混ぜることを想定されていない他系統の薬剤や固形物を自己判断で過剰に混ぜると、予期せぬ化学反応や発熱、重度の毛髪損傷を引き起こす恐れがあります。薬剤の混合はメーカーの定めた規定に従いましょう。

ブリーチ後の黄ばみケア・色ムラ対策におすすめのアイテム

💡 サロン帰りの透明感を維持する厳選アイテムを紹介します。
ブリーチ後の綺麗な髪色を維持し、日々の生活で出てくる黄ばみを効率よく抑えるためには、ご自宅でのデイリーケアが非常に重要です。 現場でもよく提案されている、ハイトーンカラーの維持に最適な市販ケアアイテムを厳選してご紹介します。
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ブリーチとカラー・黄ばみ処理に関するよくある質問

💡 ハイトーン施術やセルフカラーの潜在的な不安にお答えします。
💬 よくある質問
ブリーチとカラーを混ぜても色が入らないのはなぜですか?

ブリーチ剤の強力な酸化力が、カラー剤の色素を発色する前に破壊してしまうためです。同時に混ぜても色味の定着は起きません。

ブリーチに紫シャンプーを混ぜて塗るのも効果はないですか?

効果はありません。ブリーチのアルカリ性と強い酸化力によって紫シャンプーの色素も分解されてしまうため、必ずブリーチを流した後に使用してください。

ブリーチの黄色みを最も効果的に消す方法は何ですか?

ブリーチで希望の明るさまで脱色してシャンプーで完全に洗い流した後、紫系のトナーやカラー剤を重ねて塗布するのが最も確実で効果的な方法です。

ブリーチ後にムラができた時、紫カラーを塗ればムラは消えますか?

完全に消すことはできません。明るい部分と暗い部分(黄色みが強い部分)で紫の発色や補色効果の差が出てしまい、かえってムラが目立つリスクがあります。まずはブリーチで明るさを均一に整える必要があります。

ブリーチ1回で赤みが残っている場合でも紫シャンプーで消せますか?

ブリーチ1回でオレンジや赤みが強く残っているベースには紫シャンプーの効果は出にくいです。紫は「黄色」の補色であるため、赤みを打ち消したい場合は緑(アッシュ・マット)系の補色が必要です。

まとめ

💡 正しい手順を守ることが綺麗なハイトーンへの一番の近道です。
ブリーチに紫色のカラー剤を混ぜる検証実験を行った結果、黄ばみを抑える効果は感じられず、リフト力が少し低下するという結論が得られました。 ハイトーンカラーで美しい色味と透明感を作るためには、裏ワザに頼らず「ブリーチでしっかり脱色してからカラーを重ねる」という基本の手順を守ることが大切です。 今後も気になるカラーの噂や検証リクエストがあれば、実際に試して正確な情報をお届けしていきます。

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【髪技屋さんのプロフィール】

■ 美容師歴・実績:美容師免許・管理美容師免許取得・20年以上のベテラン美容師。🏆 全国大会入賞、📝 美容専門誌掲載の実績を持つ。

■ 活動内容: 髪の知識・技術全般の講師としても活動。プロも支持する技術で髪の悩みを解決。

■ YouTube: 動画数 1200本以上、総再生回数 2700万回、登録者 3.8万人を達成。

■ ブログ: 記事数 1000本以上。ヘアケア、カラー調合、骨格別ヘアなど、髪のあらゆる疑問を解決。


■ お問い合わせ: ご質問やご相談はX(旧Twitter) @kamiwazayasan までお気軽にどうぞ。

※掲載情報には万全を期しておりますが、施術やヘアケアの実践は自己責任にてお願いいたします。