「ブリーチなしだとラベンダーは無理」と言われた経験はありませんか?イメージと違う色になってしまうのではと不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
今回は、コレストンパーフェクトプラスの薬剤を3色使い、14トーンのベースでどこまでラベンダー系に近づけられるかを実際に検証しました!
- コレストンなら14トーンのベースであれば、ブリーチなしでもラベンダー系カラーが再現できます
- 基本レシピはヴェールバイオレット12トーンとグレイ14トーンを3対1で配合します
- グレイの配合量を増やすほど、紫みが抑えられてラベンダーアッシュに近づきます
コレストンで検証!3色の薬剤で作るラベンダー系カラー【ブリーチなし】
今回検証に使ったのは、コレストンパーフェクトプラスの3色です。それぞれの色番とトーンは以下の通りです。
検証した3色の薬剤とベースの明るさ
写真の左から、①ベース(黒髪からライトナー2回程度・ブリーチなし)、②12/96のヴェールバイオレット、③14/1のグレイ、④14/6のバイオレットです。同じ14トーン付近の薬剤でも、色番によって仕上がりの方向性が大きく変わります。
検証の目的|14トーンのベースに何色を選ぶのが正解か
ベースの明るさが14トーンの場合、薬剤は何トーンを選ぶのが正解なのかを明らかにするのが今回の目的です。ラベンダーカラーと、ラベンダーをくすませたラベンダーアッシュ、それぞれに必要な色の組み合わせを検証しました。トーンの目安については、以下の記事でも詳しく解説しています。
髪の明るさとトーンの関係をより詳しく知りたい方は、ヘアカラーの明るさ(トーン)数字の目安と、職場で髪の毛の明るさギリギリを考察もあわせてご覧ください。
ブリーチなしでラベンダーは本当に作れる?よくある不安と結論
結論|14トーンのベースなら配合次第で再現可能
結論からお伝えすると、コレストンの薬剤であれば、ベースを14トーンに合わせていればブリーチなしでもラベンダーに染めることが可能です。ポイントは単色ではなく、バイオレット系とグレイ系を掛け合わせて配合することにあります。
SNSやQ&Aサイトでは「ブリーチなしだとラベンダーは無理と言われた」「イメージと違う色にされてショックだった」という声が見られます。多くの場合、単色のバイオレットだけで狙ってしまい、狙った紫みが出なかったケースが背景にあると考えられます。
色落ちのスピードについて
「色落ちが早く明るくなってしまう」と気にする方が多いようです。バイオレット系は分子が小さく、髪から抜けやすい性質があるため、明るいベースほど色落ちを感じやすい傾向があります。カラーシャンプーや洗浄力の穏やかなシャンプーを併用することで、色持ちを意識したケアがしやすくなります。
コレストンでラベンダーに染めるカラーレシピ(配合比率)
ヴェールバイオレット12トーン×グレイ14トーン(3対1)
基本レシピは、ヴェールバイオレットの12トーンとグレイの14トーンを3対1で配合します。3つの毛束のうち、もっともラベンダーカラーに近い色として出た結果がこの配合です。
私が実際に3色を混ぜて検証したところ、グレイの配合量をわずかに変えるだけで紫みの出方が大きく変わる点が印象的でした。感覚だけで配合すると再現性が下がりやすいため、比率を数値で管理することをおすすめします。
なお、コレストンパーフェクトと組み合わせる2剤(オキシ)の混合比率は明度によって異なり、11・12トーンでは1剤:2剤=1:2、14トーンでは1:3が目安とされています。今回のようにベース14トーンに合わせて配合する場合は、この比率も参考にしてください。
コレストンパーフェクトプラス・ウエロキソンともに医薬部外品です。肌に合わない場合があるため、使用前のパッチテストを行ってください。
本記事で検証したバイオレット系シェードに近い薬剤をお探しの方には、以下のコレストンパーフェクトプラス12/97が近いシェードです。
2剤(オキシ)と合わせて揃えておきたい方には、以下のウエロキソン パーフェクトが基本の組み合わせです。
配合バランスを変えると色はどう変わるか
グレイの分量を増やすと、ラベンダーの紫みが薄くなり、グレイによるくすみが出てラベンダーアッシュに近づきます。逆にトーンを落とすと彩度が高くなり、ラベンダー系特有の柔らかさが失われやすくなる点にも注意してください。
コレストンでラベンダーアッシュに染めるカラーレシピ
ラベンダーアッシュには、ラベンダーよりとアッシュよりの2種類のレシピがあります。どちらも先ほどのラベンダーレシピをベースに、配合を調整することで作れます。
ラベンダーよりのラベンダーアッシュ
ヴェールバイオレットに濃いめのグレイを混ぜることで、ラベンダーカラーと比較して紫みが薄くなり、くすみが出た「ラベンダーよりのラベンダーアッシュ」に仕上がります。
アッシュよりのラベンダーアッシュ
バイオレットとグレイの14トーン(比較的明るめのグレイ)を混ぜることで、より「アッシュよりのラベンダーアッシュ」に近づきます。
🎯 配合パターン別・仕上がり比較
| 配合パターン | 使用する薬剤 | 配合比率の目安 | 仕上がりの印象 |
|---|---|---|---|
| ラベンダー | ヴェールバイオレット12トーン+グレイ14トーン | 3:1 | 紫みがしっかり出た柔らかいラベンダー |
| ラベンダーよりのラベンダーアッシュ | ヴェールバイオレット+濃いめのグレイ14トーン | グレイを増量 | 紫みを残しつつくすみをプラス |
| アッシュよりのラベンダーアッシュ | バイオレット14トーン+グレイ14トーン | 同程度で配合 | アッシュ感が強く落ち着いた印象 |
ラベンダーアッシュに近い配合を、より暗いベースで検証した内容は⭕️15レベルのアンダーに対して9レベルのラベンダーアッシュに染める時のレシピを考察でも解説していますので、ベースの明るさが異なる方はあわせてご覧ください。
配合理論そのものをより体系的に理解したい方には、以下の専門書もおすすめです。
美容室でオーダーする時に伝えたい3つのポイント
読者の方がお客様からオーダーを受ける立場であれば、次の3点を確認しておくとカウンセリングでの認識のズレを防ぎやすくなります。
1点目は、現在のベースの明るさです。14トーンより暗いベースでは、同じ配合でも紫みが弱く出やすいため、事前に伝えておくと施術後のギャップを防げます。
2点目は、ラベンダー寄りかアッシュ寄りかという方向性です。紫みを残したいのかくすみを優先したいのかによって、グレイの配合量を調整する必要があります。
3点目は、色落ち後の見え方です。バイオレット系は退色が早いため、色落ち後にどんな印象になりやすいかもあわせて共有しておくと、次回来店時の提案がしやすくなります。
よくある質問(FAQ)
💬 よくある質問
ブリーチなしでもラベンダーは色落ちしにくいですか?
色は落ちやすい傾向があります。バイオレット系は明るい髪ほど早く抜けやすいため、洗浄力の穏やかなシャンプーやカラーシャンプーでの色持ちケアがおすすめです。
14トーンより暗い髪でもこのレシピは使えますか?
ベースが14トーンより暗い場合、同じ比率でも紫みが弱く出やすくなります。暗い髪では配合バランスの微調整が必要になる点にご注意ください。
セルフカラーでこの配合は再現できますか?
コレストンパーフェクトプラスはサロン専売品のため、セルフカラーでの再現はおすすめできません。技術的な判断が必要な配合のため、美容室での施術をおすすめします。
グレイの分量を増やすとどんな色になりますか?
グレイの比率を上げるほど紫みが抑えられ、くすみが強く出てアッシュ寄りの印象に近づきます。逆に減らすとラベンダーらしい柔らかい紫が際立ちます。
コレストン以外のメーカーでも同じ考え方は使えますか?
バイオレット系とグレイ系を掛け合わせて紫みとくすみを調整する考え方自体は、他メーカーの薬剤でも応用できます。ただし配合比率は薬剤ごとに異なるため個別の確認が必要です。
まとめ
コレストンパーフェクトプラスを使えば、14トーンのベースであればブリーチなしでもラベンダー系カラーの再現が可能です。基本となるのはヴェールバイオレット12トーンとグレイ14トーンを3対1で配合するレシピで、グレイの分量を調整することでラベンダーからラベンダーアッシュまで幅広く仕上がりをコントロールできます。今後もさまざまなメーカーの薬剤を使った検証を続け、現場で役立つ配合レシピをお届けしていきます。


