今回の記事で解ること⇩
「美容室で納得のいく色に染めて貰えなかった😅」そんな時、どうしたら良いのだろうか?
⚠️こんな時どうする?⇩
①色のムラ(根元だけ明るい、もしくは毛先が暗い)
②明度の失敗(思ったより⇨暗かった、明るかった)
③色の失敗(思った色じゃない)
お客様が失敗を直す場合の結論⇩
1週間以内の お直しは殆どの美容室で義務付けられており、返金等に応える事は「悪質なクレーマーが中にはいる為」出来ないお店(会社)が多いです。
返金を望む場合⇨出入り禁止等で対応しているサロンもありますが、
お直しの場合⇨別の担当者の方(責任者)が直す事が一般的です。
そうでない場合もありますので⇩
お客様で前回の担当者だと気まずい(嫌だった)等があれば お店に電話やネットの備考に 「気まずいので申し訳無いですが別の担当者に直して欲しいです」と一言付け加えると 問題無いかと思います。
ココからは、 何故失敗が起こるのか?直す際の工程を紹介していきます😎
⭕️色のムラ(根元・毛先)が起こる原因と直し方
良くある失敗例⇩
根元だけが明るく見える失敗の直し方
根元が明るくなってしまう原因⇩
体温により、頭皮に近づけば「明るくなりやすく、遠いと明るくなりにくい」
失敗しない薬剤の作り方⇩
髪質にもよりますが、基本的に11トーン以上のカラー剤を使う際には 「根元の薬剤は別で オキシドールやカラー剤のパワーを弱めて」明るくなり過ぎを防止します。
時短で失敗しない薬剤の作り方⇩
同じ薬剤を使う際、根元以外はオキシドール6%に対して 根元を3%(細毛)それ以外は4.5%で 根元を1ミリ(目標)空けて塗る様にする 事で
黒髪から明るくする際に 1発塗りで均一に染める事が出来ます。
根元だけ明るくなった時の直し方⇩
基本的に髪の中間~毛先の色に合わせてオキシドールを3%(もしくはアルカリキャンセル2%)で 上から重ねる事で 色を統一する事が多いです。
毛先が(暗い・明るい)場合の直し方
毛先が暗い場合⇩
そのまま上から重ねて直せる場合と脱染(ブリーチ)が必要な場合があります。
黒染めや濃い染料の場合⇩
髪の履歴として前回の染料が残っている為に 暗くなった場合は「履歴の見逃しによる失敗」となります。
本来は 地毛の黒か、染めて黒かは「確認すふ必要があります」が
1度 染めてしまうと 責任は美容師さんに出てきます😅
黒染めは脱染が必要ですが、それに必要なブリーチにはダメージがかかります。
そこで、希望の明度次第で「弱ブリーチを使う」事で ダメージを軽減して髪を明るくし
その後、色を合わせる事で解決する方法があります。
毛先が明るい場合の直し方
毛先が明るくなる原因は?⇩
毛先が明るいという失敗が起こる事はあまり無いのですが、
大抵は 既に染めた事があるお客様(ブリーチ毛が多い)で
一般的に毛先は色が入りやすい為(塗布後短時間で洗う事が多い)
根元や中間に時間をかけて 毛先塗布後、よく確認せずに流した場合 逆に毛先だけ薄染まり となる事があります。
毛先が明るくなった時の直し方⇩
根元だけ明るい場合と同じく、薬剤のパワーを弱めて 再度色を重ねる事で 均一に染める事が多いです。
根元や毛先が(明るい・暗い)が起こる代表的な失敗原因⇩
時間を短縮する為に 強めの薬剤で一気に終わらせる!という 割りと強引な方法を選択すると 「失敗に繋がります」
時間を短縮するのは 美容師側もお客様側にも「良い事」ですが、
しっかりと 根元~毛先の染まり方の基本や、髪質を見極める事、薬剤の特徴を勉強してないと上手くいかないので、
時短=再度、基本を学び(実験・検証)する事が必要です。
⭕️明度(明るい・暗い)失敗が起こる原因と対策
髪が細い、太いにより薬剤を変える必要性⇩
髪質により 仕上がりのイメージが3トーン以上変わる場合もあります。
これは、元々の地毛にも「1トーン~6トーン」と 明るさが違っており、プラス髪の太さや癖により⇨染まり方が大きく変わるからです。
個人的な明度の調節方法⇩
薬剤で調節する事が一般的ですが、それにより1つのカラーカップで済まない為時間がかかる事があります。
理想的には 1度の塗布で 放置後、シャンプーして流す⇨仕上がり綺麗!が美容師にとって1番です。
それは 何度もコーミング(クシでとかす)事で ダメージになる為です。
明度を調節する際は オキシドールの%や塗布の順番、塗布の仕方で殆ど解決出来ます🎵
オキシドールはアルカリキャンセルを使っても明るく染める事は出来ますし、
ブリーチ剤もオキシドール3%でも ほぼ同等に明るく染める事は出来ます。
毛先~中間を塗布し、チェックした後に根元に 薄く塗布して 後は待つだけ!とか?
しっかり水やトリートメント水で ウエットにすると⇨「ハイダメージ毛の場合でも、髪がもつれずに塗りやすい」しかも 少し反応を遅くする効果もあります。
この様に、実は基本的な疑問(髪が引っ掛かり塗り難い、オキシドールによる変化、塗布の仕方)を実際にご自身で研究していると
時間短縮、ムラ無く綺麗に、好みの色を出す事が出来るので
最大の改善策としては⇩
疑問は調べたり、試して必ず解決しておく事です。
何度も繰り返す内に 「徐々に習慣化して常識にとらわれずに良い物を届けられる」様になります。
⭕️色の失敗(思った色じゃない)
思った色じゃない?原因の90%は?⇩
ベースの色(地毛、過去の履歴による明度)により、出したい色が妨害されてしまう事です。
お客様はどんな色でも直ぐ出来ると考えている⇩
美容師の側からするとベースに対する仕上がりをイメージするのは当然ですが、
お客様は「SNSによく出てくる綺麗な髪の色を1~2時間で手に入れる」事が出来ると思っている方が まだまだ多くいます。
ブリーチに関しても 1~2度でどのくらい明るくなる?
地毛の髪質、ダメージ具合等は あまり深く考えてはいません。
その場合、美容師側が 面倒でも 希望の色になる迄に必要な工程や
料金、時間、今後のヘアケア等についても 「染める前に 知らせる必要があります」
綺麗染めても、結ぶだけ?アイロンで巻く?
ドライヤー使う?トリートメントの有無を含めて
トータル的なカウンセリングも「技術と同等」に 必要となってきます😃
色を狙い通り出す秘訣⇩
髪のトーンの特徴と、色の特徴、補色や混色について
それらを 「ベースの色、薬剤の色、髪質による変化」を含めて マニュアル化する!
難しいと思うパターンさえ 幾つかまとめてしまうと「案外 難しくない」ので、ご自身で検証、
このブログ内での 検証結果も 是非参考にして欲しいと思います😃