⭕️ブリーチ後のカラーで根元や毛先の染料の染まりが悪い原因と対策

(⇧自分に似合う髪色診断の仕方についてまとめた記事です😃)⭕️ブリーチ後のカラーで根元や毛先の染料の染まりが悪い原因と対策


⭕️まえがき

今回はブリーチ後のカラーで色が入らない原因とその対策についてを紹介します。

ブリーチ後のカラーは しっかりと経験に基づいた想像力を使わないと 綺麗には染まりません。

美容師として ヘアカラーについての経験があって はじめて綺麗な髪に染められます。

この記事は沢山の美容師さんから人気があるので 度々 書き足してお届けしています(2021年5月13日更新)

恐らく、かなりこの悩みを持っている方は
沢山いるのでは無いでしょうか?

そして、ネットで調べても 中々 正解が出てこない!

インスタ等では 作品だけ見ても 、やり方載ってないから、美容師的に 本当の意味では役に立たなかったりと。

そうです!

皆んな 基本は自分で沢山 失敗した結果、
なるほどね!と自分の中で 見つけるものなので、誰も教えたくないのかもしれません。

ですが、僕の中では 自分で見つけた ポイントは他の人にも教えたい!

そして、教えた事によって 次のステージに行ける事を自分自身で これまでの経験上 実感していますので 基本的に毎日 このブログで紹介してます😃

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僕の場合は、毎日、毎日カットもカラーも 新たな疑問が出てきますので、

今後も このブログで全て公開していくつもりです。

普通はどうなのかは解らないですが、僕の場合は 15年以上やってても 毎日 悩みは尽きないのです。

より、簡単に!楽をしたい!だからこそもっと簡単にきれにする方法を 考え続けている様な感じです。

そして、
ブリーチ後のカラーも 沢山のカラクリがあって、何度も試してみないと なるほどね!は出て来ませんでした。

これからも 調べる事(実験や検証)は 続くのですが、ここで今の考えを書いてみますね。

(質問やリクエストは常に受付してますのでお気軽にお問い合わせ下さい😃)

毎日 LINEで質問に答えてます。

⭕️ブリーチ後色が入らない原因6選

ブリーチ後のカラーで、根元が染まりが悪い! とか?

表面付近が 染まりが悪い!とか?

毛先の色が入らない!とか?

僕も これまでに沢山経験あります!

そこには、色んな原因が 考えられます。

ぜひ、当てはまる事が無いか?見ながら考えてみて下さい😃

ブリーチ直後のダブルカラーで色が入らない原因6選


①ブリーチが綺麗に流れていない(ブリーチ直後は髪は強アルカリ性に傾いています)

②塗布前のウェットベース(水分)によるヘアカラー薬剤の浸透の妨げ

③薬剤選択が悪い(はじかれる色を選択している)

④ブリーチ1回(希望に対するベースの明るさ)が悪い

⑤ロングヘアーによるダメージの差を考えていない

⑥アッシュに染める際の色の入り難さを考えていない

詳しく紹介していきますね😃

⭕️①ブリーチが綺麗に流れていないパターン


ぬるま湯で流して そのまま カラーを塗布するパターン。

この時の流しは
徹底しないと 失敗に繋がります!

しつこい位 流さないと綺麗に染まりません。

3回通り位 繰り返し 流さないといけません。

ブリーチって、 表面のキューティクルを開いて奥まで入って メラニン色素を脱色するのですが、

しっかり 流したつもりでも 奥の方では 残っているものです!
残留アルカリやオキシにより ダブルカラーの時に、薬剤の浸透を妨げる 事があります。

そのパターンで施術する方は、 飽きる位 お湯で 流さやんです。

そして、僕の場合は 以前は 流した後で オキシを根元中心に揉み込んで 流してたりもしてました(pH調整的に)

僕のイメージではブリーチで強いアルカリ性に傾くので→オキシで弱酸性にして→その後に アルカリカラーでひっ付きやすいかな?

的な感じです。プラスマイナスのイオン的発想です。

結果、色のつき方は
悪く無かった みたいだけど 無駄に 材料かかるから 数回の実験程度で止めました(水で薄めてますが 勿体ないかな?と)

それ以降は 単純に泡シャン(泡立て程度のシャンプーの略)のみです。


ブリーチ後のカラーの入りが悪いという問題の重要なポイントは、流れてるとか?流れてないたとか?が大きな要因では無いのでは?と 思ったのですが 

軽く 泡シャンで 洗った方が 確実だと思います🎵

⭕️②ウェット(水分)による浸透の妨げ

水分による薬剤浸透の妨げは 、特にダメージがひどく、ロングヘアーであれば起こりやすい現象です。

健康毛は水分を弾きますが、ダメージ毛は吸い込みます(乾くのも早いですが)

そこで、髪の固いお客様でハイダメージだと 根元が入りやすかったり、中間は入り難かったり、毛先も同様に 計算しずらくなってしまいます。よね?

基本的に 僕は 塗りやすいのと 時短で、

 ハーフドライ(半分乾くかな?くらい)~少しだけドライ(軽く水分を飛ばす程度)推薦してますが、

その場合は、塗布後の状態を見て 根元~毛先の再塗布(薬剤変更)も 必要になる場合があります。

⭕️③薬剤選択が染まりムラの原因


例えば 当日来店されたお客様への失敗だと、ブリーチからのダブルカラーだと、ブリーチ1回後の ダブルカラーが1番失敗しやすいです!


ブリーチ1回だと髪の色は どの位明るくなるのか?
ブリーチの回数(1回~6回)



微妙に、オレンジっぽさが残ります。
ブリーチ1回だと色が染まり難い

番号だと5~6番くらいです↑

失敗しやすいのも また ブリーチ1回では無いだろうか?

結構、黒髪からブリーチ1回では 明るくなりにくい人が沢山います。

ブリーチ2回~3回位から、
 メラニン色素が大きく抜けてきて、 ダメージのレベルも 強くなるので

 濃く入り過ぎる事はあっても、 薄く入る事は あまり無いものなんです!


多くの場合は 1回ブリーチ程度の明るさだからこそ、 オレンジよりのイエロー程度の仕上がりで、その結果が→薄染まりのムラとなるのです😅


ブリーチ1回レベルだと メラニン色素があまり抜け切れてないので、 髪にオレンジ色素が残りますよね?

そこで、実際に例をあげて考えてみましょう!

⭕️④ブリーチ1回でアッシュに染めると失敗しやすい原因


例えば、ブリーチを1回してオレンジっぽさが残る髪の毛に アッシュをのせるとしましょう!
ブリーチ1回の明るさの見本

左がブリーチ1回の明るさです!

薬剤の中身は 基本的にはブラウンか、ベージュか、モノトーン系のブラウンが殆どですが、

そこに、赤とか青とか、黄色とか、
原色(派手な色)が 混ざっているとイメージして下さい。

一般的なカラー剤に入ってる色素は、 ブラウン系の 色素が かなり多めだと思います。(白髪染めは殆んどブラウンです)

最近の流行りは ブラウン以外がベースの 柔らかめが主流となりましたが。

イルミナやアディクシーやエヌドットカラー等は 赤みを消す為に、ベースがブラウンでは無くて

例えば ベースをモノトーンにして
そこに、ブルーを30%位入れると くすんだアッシュ系の薬剤の出来上がり!とか。

ベースを ベージュにして、 そこにブルー30%位いれて 柔らかいアッシュ系の薬剤!みたいな?

そんなイメージで薬剤とが作られてると仮定します。


そういったハイブリッドなヘアカラー剤は、初めから、ベースがブラウン系では無くて赤みをおさえて、色(原色)を強くしているから 

ブリーチ無しでも ある程度柔らかく発色する訳です😎

ヘアカラーの薬剤とは?

ブラウン、モノトーン、ベージュ(ベージュはブラウンが薄くなった色)に 原色が混ざって色を表現している。

その組み合わせとバランスが ヘアカラー等を作ってるメーカーの違いだと 僕は思ってます。後は匂いも変えてますよね?


そこで、それを証明する為の事情を説明↓

9トーンのアッシュ【ブラウンベース】を1回 ブリーチ後に根元から毛先まで塗ったとします。

その場合ブリーチ1回の ベースの色(明るさ)はイエローオレンジ程度です。


9レベルのアッシュの中には、ブラウン多めに青が少し入ってるので、 その変化をイメージしてみましょう!

1.アッシュの薬剤の中に入ってるブラウンがイエローオレンジと混ざります。

結果はイエローオレンジの明度から少し下がり、オレンジよりに なります。

それから?

2.オレンジに青(アッシュ)が混ざります。

しかし、9トーン位の明るさの薬剤に入ってるブルーは 6トーン位の薬剤と比べると かなり薄めの青です。

結果は?

 オレンジと薄い青が混ざる事で発色はオレンジをくすませたグレージュになります。

ブリーチ1回だと発色は グレーやシルバーではなくて、ベージュがくすんだ グレージュになります。

もしくは、青が17番付近で明度が明るめの薬剤だと、すぐに右にズレて 緑色になります。
アッシュで染めて緑色になる原因



⭕️⑤ロングヘアーに多いヘアーの失敗パターン


上記のブリーチ1回程度の明るさの場合、
長さが ロングだとしましょう!

ロングヘアーは毛先にいけばいくほどに
髪の毛は 痛んでいるし 細いですね?

毛先の方は どっちかっていうと 明るくなっていて アンダーが イエローよりになってます(オレンジみが薄くなった結果)

イエローは 色素が 奥まで削られてて、
ベースが明るくメラニン色素も薄い為、 色が 多く入る場所が沢山あります。

その結果↓
薄めのブルー(9レベルくらいのアッシュ)でも 色が入りやすいです!

(大抵の場合は補色は必要)ですが

この時に発生するのが 根元だけ染まりが悪い失敗のパターンです!

毛先は グレーっぽくて、根本がグレージュとなる訳です(まさに失敗です😅)

☑️根元は明るくなりやすいが、髪の毛太く、硬く 、傷みにくい、結果的に、色が入る場所が作りにくいので色を留める場所が 少なくなりやすい。

生え際が入りやすいのは
細く 明るくなりやすく、傷みやすい為。

表面等は スタイリング剤などが残っていたり、はちまわりの髪の毛は 固く、強い事が多いので 脱色が他よりしづらいのです。

それなら
どう対策しようか?

⭕️⑥ブリーチ後のアッシュカラーで失敗しない為の対策

上記 の事をふまえて参考になる動画があるのでコチラもご覧ください↓


イエローオレンジのゾーンでも染まるトーンの選択。

濃い青を混ぜて染まる明度を選択する

僕の 実験結果では↓
黒髪からブリーチ1回レベルだと基本的に オレンジよりのイエロー程度までしか明るくならないので 

6トーンから8トーンまでは 標準で色が入ります。

6トーンなら しっかりとアッシュが表現出来ますが、

8トーンなら オレンジでは 無いけど8トーン事態がベージュよりの明るさのアッシュなので、

グレージュに染まったとしても、グレー(青やモノトーン)には染まりません😎


という感じで、白髪染めの場合 明るければ色が染まらない!のと同じ原理です。
(白はブリーチして明るく色素を取り除いた色)

それでも、暗くしたくない場合、

9トーンくらいの薬剤を使う場合だと、9トーンだと、完全にベースに色の強さで負けているので

ベースのオレンジと薬剤のブラウンを消す為に アッシュにマットを混ぜると色が着きやすくなります。

9アッシュなら、9アッシュに9グリーン【一対一】それに対して アクセントのブルーを30%~50%は いれておきます。


アンダーのオレンジ、薬剤のブラウンを
グリーンで消し、ブルーをガツンと 入れて しっかりとアッシュにする感じ😃

色持ちは 表面的な 発色なので、あまり良くは無いだろうけど、

ブリーチ1回レベルで 明るめにブルー強く出すなら その位しないと入らない事が殆んどだと思います。


ブラウンやベージュっぽさを残すアッシュなら9アッシュにグリーン20%とか、オレンジが強く残る位のブリーチなら乳化で調整したりもします。

根元が薄いなあー?と思う時。

シャンプー台で 軽く 手に水つけて それを根元から 毛先まで揉み込んで、最後は 毛先の薬剤 拾って 根元に溜めて5分放置!とか?

これらは、状況で 随分違います。

何系の色をのせるのか?
アンダーカラーはどうなのか?

薬剤(メーカー)は 何色のブラウンがベースなの?

原色の強さとトーンのバランス?

放置タイムやオキシドールの濃度でも 入り方や色持ちは随分と変わります。

今後も、
実験を進めて このサイトで紹介していきたいと思いますので宜しくお願いします。

⭕️あとがき

どういう内容の記事を作ると 美容師さんや 今後の自分の為になるのだろうか?

日々 そこを考えていて、
自分でも難しいと感じる事は とりあえず全部 試して調べたりしています(例えば)↓
(ブリーチを少しカラー剤に混ぜると、どうなるのか?)

隙間時間に 見に来てもらえる様な情報をドンドン紹介出来ればと思いますので これからも宜しくお願いします😃。

↓ラベル③カラー(下に全て記事は記載してます)にて 沢山紹介してますので時々見に来てくださいね(毎日更新してます)

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