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⭕️子供が初めて縮毛矯正する前に知って欲しい(基礎知識)
この記事は初めての縮毛矯正を行いに 「お母さんと来店される小学生くらいの女の子」
そのお母さんに読んで欲しい 「縮毛矯正が初めての方に知って欲しい基礎知識」について解説していきます😃
縮毛矯正は何歳から行えますか?
答え
何歳からでもOKですが、縮毛矯正は「動かずに座ってられる人」じゃないと難しいです。
薬剤を塗布してる時、ヘアアイロンの施術時は特に「動くと危険です⚠️」
多少「うとうと寝るのは大丈夫ですが」あくまでも 同じ場所で 座ってられる子である事が前提です😃
縮毛矯正にはどのくらいの時間がかかりますか?
答え
カット込みの2時間が基本です。
ただし「癖が強い方や髪の量が多く密に生えている方」に限っては「4時間くらい」かかる場合もあります。
個人店で全て行う美容師さんだと こだわりが強い場合、10時間かかってる例もあるみたいですが、それは稀なパターンです。
毛量が多かったり、癖が強いお客様の場合は「2人で薬剤塗布したり、ドライヤーしたり、アイロンする」事で なるべく2時間くらいで終えるように行うのが 現在の美容室の殆どのパターンです。
子供が縮毛矯正する上で知って欲しい事
大人と違って 2時間~ 美容室でおとなしく座る必要があるのですが、
僕が個人的にいつも思うのは「本、音の無くても良いゲーム」等の「座ったままで時間を潰せる物」は持って来た方が良いですよ😃
ずっと喋ってくれるお子さまもいますが、大抵のお子さんは「知らない所ではおとなしい」ので 「何も無いと、暇そうで可哀想だな」と思う事も多々あります。
眠気も抑制出来ますので 「暇潰しグッズ、飴等のミニお菓子」を持参するのがオススメです。
その他、縮毛矯正後のアフターケアについては本文をご覧ください😃
⭕️縮毛矯正のやり方(工程)と美容師が注意するポイント
縮毛矯正の手順を紹介します⇩
①カウンセリング(毛髪診断)
まず美容師は 来店された時には既に、お客様の癖の強さをある程度見て判断します🤔
髪は濡れてる時と、乾いた時で癖が変化する
そこで、まずは濡らしてみる事から始めます。
理由(注意点)
中には ストレートアイロンで「真っ直ぐにした状態で来店」されるお客様もいますが、
濡らさずに 判断すると「思ってたよりも癖が強い事に気づかない」ので 必ず濡らして確認します。
⚠️なるべくアイロンせずに来店して下さい。
癖の強さ、髪質で薬剤を調節します
乾いた髪、濡れた髪、触ってみて、お客様の髪の履歴を聞いて 結果的に 使う薬剤の強さを決めます🎵
②縮毛矯正の薬剤(1剤)を塗布する
実際に髪質に合わせて薬剤を決めたら塗布していきます😎
濡れたまま?少し乾かす?完全ドライ?
例えば「バージン毛=初めての縮毛矯正」の場合は 濡れたまま~少し乾かす程度で塗布する事が多いです。
何故?
濡れた髪は薬剤を塗布しやすく 塗布ムラになりにくいので、初めての縮毛矯正の場合は 根元だけ乾かして 毛先は濡れたまま塗布します。
完全に乾かす場合は?
ハイダメージ毛や 何度も縮毛矯正を繰り返しているお客様の場合は、
毛先=縮毛矯正残ってる
根元=癖が出ているので、
その境目を見極める為に 「完全ドライで塗布する」事が多くなります😆
1剤の放置時間は15分前後
個人的に パーマ液、カラー剤等は 「じっくり置きたい」ので
薬剤を強く短時間で行うのでは無く、薬剤を優しく15分~20分程度放置する事が多いです。
最強に癖が強い場合は40分~60分くらい置く事もあります。
髪の内部構造をしっかりと(均等に)柔らかくする為に必要だと考えています😎
③髪の軟化(還元作用)を確認する
簡単に説明すると、髪の形状を決めている構造を1度破壊して「髪を柔らかくします」
この時、癖が強いお客様だと より髪の中構造の中心部分まで柔らかくしないと「縮毛矯正の失敗」に繋がりやすいので⚠️美容師は注意が必要となります。
軟化を過剰に行うとダメージします😅
髪の質により、軟化の適切な具合が変わるのですが 「過剰に軟化すると?」
髪の自然な柔らかさが 損なわれます😅
縮毛矯正の失敗(真っ直ぐにならない&チリチリに傷む)の原因は90%くらい 1剤の選択ミスや、反応の判断ミスで起こります。
④縮毛矯正の薬剤(1剤)を洗い流す
お湯で流すだけの場合と軽く泡立てる程度にシャンプーする場合があります。
シャンプーで流す場合
髪の毛量が多い場合、癖が強い場合は 「流し切れてない場合」が怖いので 泡立て程度シャンプーする事があります🎵
1剤は基本強い薬剤なので 流しは通常の3倍行う
しっかりと滑りが落ちる迄 流します。
(それにより髪の内部の構造がスムーズに変化しやすくなります)
⑤ドライヤーで乾かします
アイロンを行う前に 乾かします。
癖が強い方の場合はブローも行います
時間短縮⇨アイロン施術前のプレストレートを行う事で 「スムーズにアイロンで癖を伸ばせます」
ダメージ毛には専用のオイルを塗布します
アイロン施術中の「引っ掛かり防止」毛先の保湿(パサつき予防)の為に アイロン前専用のオイルを使用します。
⚠️専用オイルじゃないと、逆にストレートのムラや ダメージになる可能性もあります。
⑥ヘアアイロンで癖を真っ直ぐ伸ばします
癖が強い場合
約5ミリ程度の毛束を取り、ストレートアイロンで挟んで 熱で真っ直ぐ伸ばします。
髪が少なく、癖が弱い場合は 1センチ以上の毛束を取る事もあります(根元を少し開けてペタッとなりすぎない様にする事もあります😆)
ヘアアイロンの温度は150度を基本に癖が強い場合(髪が太い場合)等は180度まで温度を上げて行います。
⑦縮毛矯正の薬剤(2剤)を塗布します
2剤は5分~10分程度
2剤により、髪の内部構造を再結合⇨定着させます。
基本的に2剤の塗布は「ペタッと抑えるように塗る場合が多い」
短い場合は3分程度でもOKですが、髪質により長めに置く事もあります。
癖が強い場合、毛量が多い場合は 10分くらい置きます。
1剤と比べて 時間は少な目です。
⑧2剤の流し&ドライ
トリートメントの有無「手触りが柔らかくなる」
2剤を流した後は⇨完全に乾かします😆
⚠️濡れてる髪は「寝癖になりやすい⇨繰り返すと縮毛矯正の持ちも悪くなります」
(ポイントまとめ)縮毛矯正の美容師による上手い、下手の違いは?
答え
面倒くさい、細かい作業を いかに丁寧に行えるかです🔥
ポイントは2つのイメージ
①1剤のイメージは「じっくり(⇦大事)コトコト煮込む」
②ヘアアイロンのイメージは「鶴の恩返し」癖の強さにより、細かく1つ1つを真っ直ぐに伸ばしていきます(繊細な作品を作る)
⭕️髪が細く癖が凄く強いですが真っ直ぐなりますか?
細く癖がかなり強い髪を真っ直ぐにするには「美容師さんの腕が特に重要です🔥」
(世の中には、10時間程 かけて縮毛矯正を行うパターンもあります)上記、縮毛矯正の工程で紹介した様に「縮毛矯正の上手い下手?」は「いかに細かく行えるか」です。
細かい=時間を掛ければ良い訳ではありませんが、ある程度 長く時間がかかるのは避けられません😅
細い髪の毛で毛量が多い場合はヘアアイロン施術で決まります⚠️
細い髪の毛を毛束厚めに ヘアアイロンを通すと?
根元の癖が綺麗に伸びません😅
しかも、細い髪の毛の特徴⇩
実は「太い髪の毛よりも 髪の芯が強い場合が良くあります🤔」
細い毛束で、アイロンの接触も長めに「何度か繰り返す」必要があります。
⚠️アイロン接触は2秒間と美容師向けの教材で 伝えりている事があります。
癖が強い場合⇩
何秒というルールは無視しないといけません😅
個人的には 「アイロンの温度を150~160度」で設定して
アイロンを根元に10回くらい通す事で 「癖の伸ばしにムラが出にくい」です。
なので、結構時間かかります。
普通の強さの癖の倍かかる事もありますが、確かな自分のルール通り 行う事で 「かなり強い癖のお客様でも綺麗に真っ直ぐに伸びます😃」
⭕️縮毛矯正をすると髪の毛薄くなりますか?
答え
髪の毛は薄くなります(細く?平べったく?)
縮毛矯正は1剤は根元約1センチくらい 通常開けて薬剤を塗布します。
(強い縮毛矯正の1剤が 頭皮を傷つける事はありません)
なので、2剤の過酸化水素を頭皮に付ける事以外は 頭皮に殆ど影響しません。
2剤の成分は殆ど水です
酸化させる水です(水の割合97%以上です)
全く影響無いとは言えませんが、殆ど影響はありません。
カラー剤による影響と比較するとかなり弱いです。
頭皮にも それ程 悪くありませんから「半年に1度の縮毛矯正で」ハゲる心配は無いと言えます。
縮毛矯正で髪の毛は平べったくなります。
髪は通常 丸に近いです。
縮毛矯正のアイロンは両熱式で「両方から挟んで髪をペタッと潰して真っ直ぐにします😅」
その為、寝癖がつきにくくなる(メリット)もありますが その半面「ペタンコになる」ので 毛量が減って見えます。
髪の薄毛、分け目、頭皮が透けて見えるなどの悩み😞がある場合は 縮毛矯正を行うと 後悔する可能性もあります。
⭕️縮毛矯正した髪に似合うヘアスタイル
ボブが1番似合う(手入れが楽です😃)
ボブスタイルは段を付けないので 「表面が縮毛矯正により真っ直ぐになってる」とドライヤーで乾かすだけで形が整います🎵
縮毛矯正をした髪に段を付けるとどうなる?手入れは難しいですか?
答え
縮毛矯正した髪に段を付けると骨格の影響を受けて表面の髪、アウトライン(襟足)が外にハネやすくなります。
手入れは難しくなると言えます😅
縮毛矯正に段を付け足し後の手入れ方法
ヘアアイロンで毛先を内に丸める必要が出てきます!
⇧動画を見た方は解るかと思いますが、
アイロンをいれてない状態の髪型は全体的に外にハネそうな不自然さがあります。
これはある程度仕方の無い事ですが、両方から熱で挟むヘアアイロンで縮毛矯正をすると 殆どの場合 そうなります。
中には髪が太い方、髪の軟化が上手く柔らかさを保ってた場合⇨丸みが残るのですが、
細く癖が強い場合は ほぼヘアアイロンで内に毛先を丸める必要が出てきます(毛先を丸めると自然に馴染みます😃)
なので、ショートボブなどの(段カット)も可能ですが余程、ドライヤーで上手く丸さを出せる方以外は、アイロンが手放せなくなります。
⭕️縮毛矯正した当日にしてはいけない事
最悪シャンプーしても大丈夫です
ですが、ドライヤーで完全に乾かした後で寝る様にしましょう(無理な方は絶対洗わないで下さい😅)
ヘアカラー施術は1週間は空けましょう
ヘアカラーにより キューティクルを開いてまた閉じる事で 「髪がダメージする」事で 若干パサつきによりストレートが弱く感じる人もいます。
髪をゴムでキツく結ぶ事は辞めましょう
髪の硬い方よりも軟毛さんに多いのですが「ゴム後が 残りやすい骨格、髪質の方もいます」
同じく、耳にかけるのも控えましょう
耳によくかける方は 縮毛矯正を行っても「毛先がハネやすい」場合がよくあります。
耳にかけるなら、かけっぱなし!
かけないなら「完全にドライヤーで乾かす」
⚠️なるべくなら上から下に向かって乾かす事で 髪に艶が出ます🎵
艶繋がりで⇩
(縮毛矯正と相性が良い 自宅で出来るトリートメントについて)
良ければご覧下さい😃