⭕️縮毛矯正後の髪は平べったく炭化している
縮毛矯正後のパーマで失敗しやすい原因の1つに 髪の毛が炭化してしまう事があります。
髪の毛は 通常 丸い断面をしているのですが、縮毛矯正をする際に 以下の項目を通ります⇩
①髪の毛を還元剤を使って 柔らかくします
②ヘアアイロンでクセ毛を挟みのばします😐️
③酸化剤を使って 固定します
色んな事は置いといて、簡単に説明するなら縮毛矯正は⇧が全てです。
②の挟んで クセを伸ばす作業の時に 波打つクセを伸ばすだけでは無く、髪は平べったく潰されてしまいます。
例えば、必要以上に強い薬剤を使って しまうと より髪の毛が柔らかくなるのでクセは伸ばしやすいですが、
ヘアアイロンによる 炭化も起こりやすくなります。
逆に 弱い薬剤を使うと 髪質によってはしっかりと髪の毛の奥まで浸透しなかったり、
浸透するまでに 時間が掛かかってしまいますが、充分な髪の強度も保てるため ヘアアイロンによる炭化にも 耐えやすくなります。
髪の毛の炭化は薬剤とヘアアイロンの温度が原因
問題なのは、お客様に合わせて 薬剤やヘアアイロンの温度を選択しないといけないのですが、
短時間で、そして失敗をおそれて強すぎる薬剤や、高すぎる温度でヘアアイロンを行う事で
髪の毛は 平べったく炭化してしまい、その結果 パーマがかからなくなる という事です😅
⭕️縮毛矯正後パーマをかけるなら薬剤とヘアアイロン温度が重要
平べったく炭化してしまうと パーマがかからなくなり失敗する可能性が高くなります。
美容師としては、縮毛矯正を行う際に今後パーマをかける事があるのか?を事前にカウンセリングする必要があります。
パーマとストレートを交互に繰り返すお客様も中にはいます😐️
そうした時に 強い薬剤を使って ヘアアイロンも180度以上の高温で バリバリに真っ直ぐにしてしまうと
次回パーマをかける際に 髪の毛の内部では 真っ直ぐに固い状態を パーマで丸める事により、複雑骨折の様に ダメージを受ける可能性があります😅
まれに見かける ビビり毛や、チリチリに失敗してどうしようも無い状態の髪の毛は⇧上記 複雑骨折と同じ と考えると理解しやすいかと思います😐️
はじめて 縮毛矯正される方はぜひ動画でヘアアイロンの行程も 確認してみて下さい⇩
パーマとストレートを繰り返すお客様への対策
まず、パーマとストレートを交互に繰り返す事は あまりオススメは出来ません。
髪の毛の質、クセの強さによっては 不可能な場合がありますので 担当の美容師さんに 相談するのが1番ですが、
辞めた方が良いタイプの髪質ベスト1を紹介します
①クセが強く、髪の毛が硬く 毛量が多い人
クセが強く硬い場合は、縮毛矯正の薬剤もある程度の強さが無いと 髪の毛の奥まで浸透しませんし、ヘアアイロンの温度も低過ぎると 綺麗に伸びません😅
下手に髪に優しい薬剤を選ぶと クセが伸びないので かえって扱い難くなりますし
ヘアアイロンの温度も 180度前後 使いますので
ある程度のたんぱく質の変性による 髪の炭化は 必要となります。
その際、次回パーマをかけたくても 髪が炭化する事で 薬剤が浸透しにくい為に パーマがかかり難く
パリッと 硬くなってる事で パーマの薬剤とロッドによる ウェーブが弾かれて 「綺麗にかかりません」
たんぱく質の変性による 髪の炭化は 髪質によって 大きく違うので 乾いてる髪だけでなく、濡れている状態まで見て、触って確認し、パーマがかかるか?を見極める必要があります。
それらをふまえて、薬剤~ヘアアイロン温度を 選択する様にしましょう😃
⭕️縮毛矯正後のパーマでチリチリに!?失敗を直す策
もし、縮毛矯正の後に パーマをかけて失敗し チリチリになった場合は どうしたら良いだろうか?
答えは、切るか ストレートに戻すのがベストアンサーだと思います🤔
パーマの失敗後にパーマをかけ直す事は難しい
例えば、髪の状態がまだまだ綺麗な場合で、パーマがゆるいと言うことなら、 かけ足してあげる事で解決します。
単純に 前回よりも 小さいロッドで巻き直すとか、薬剤の放置時間を長くするとか、薬剤を強くすると しっかりとウェーブが出ます。
ですが、縮毛矯正の後のパーマのかけ直しの場合は注意が必要となります。
炭化して パリッパリで、ジリジリとしたビビり毛になった場合は どうあがいても 綺麗にパーマがかかる事はありません。
程度によりますが、ダメージ部分を切って かけ方を変える事で上手くかかる場合もありますが、極めてまれです。
二重に 傷めるよりは 可能な限り 切ってあげて、最小限のダメージでストレートに戻してあげるのが最善です😃
その後は 期間をあけて、髪質を診て美容師さんがOKを出すまでは パーマは控えましょう。
⭕️縮毛矯正後のパーマはデジタルパーマならかかる?
よくある質問で、縮毛矯正している髪は普通のパーマ(コールドパーマ)はかからないのですか?という内容ですが、
縮毛矯正後でも 髪質によってはコールドパーマでも充分にパーマはかかります。
逆に デジタルパーマでも 上記で解説した様に パリッパリに炭化してしまったり、ジリジリにダメージがある髪にはパーマは綺麗にかかりません😅
コールドパーマよりは デジタルパーマの方が 矯正後パーマはかけやすいけど、完全ではありません。
デジタルパーマとコールドパーマの違い
昔からあるコールドパーマは 縮毛矯正と同じく 1液でシスチン結合を切断⇨髪を柔らかくしてロッドの形を利用して
2液で切断したシスチン結合を再結合 酸化させますそれにより⇨形をよりキープさせる事が出来るのですが、
デジタルパーマは コールドパーマのロッドを巻いた箇所で 縮毛矯正と同じく 熱によるたんぱく質の変性(炭化)を利用する為に
パリッとしたカールが 大きめでもかかりやすくなります(大きいカールを しっかりと つけやすいのがデジタルパーマの特徴です)
それは、パーマ後に 乾かした後にも 大きく変化があるのですが
コールドパーマは 乾くとダレやすい(パーマが伸びやすい)のですが
デジタルパーマは 乾いても パリッとカールが残りやすいと言えます😎
ですが、デジタルパーマでも 縮毛矯正時に 炭化が進み パリッパリに固く仕上がった 真っ直ぐのストレートに カールをつける事は 難しいと言えます。
コールドパーマ同様、デジタルパーマでも(デジタルパーマだからこそ)ジリジリに痛んでしまう事もあるので ご注意下さい😅