「波巻きパーマとスパイラルパーマ、巻き方は何が違うのだろう?」――Yahoo!知恵袋などでも、この違いが分からないという声がよく見られます。
この記事では、波巻きパーマの巻き方2種類と、縦巻き・横巻きによる仕上がりの違いまで、サロンワークで使える技術ポイントを美容師目線で解説します。
- 波巻きパーマは裏表を交互にロッドへ当てる「スパイラルの変化巻き」が基本
- 複数ロッドを使う平巻きの重ねがけという、もう1つの巻き方もある
- 縦巻き・横巻きの選択とリッジサイズでボリューム感・質感をコントロールできる
波巻きパーマとは?スパイラルパーマとの違い
波巻きパーマとスパイラルパーマの違いは、髪をロッドに当てる面の使い方にあります。通常のスパイラル巻きは、髪の毛の表と裏どちらか1面を根元から中間までロッドへ巻き付けていく方法です。
一方で波巻きパーマ(スパイラルの変化巻き)は、裏面と表面を交互にロッドへ当てるように巻いていくのが特徴です。この当て方の違いによって、毛流れに規則的な波(ウェーブ)が出やすくなります。
両者の巻き方自体の詳しい違いは、ツイストパーマとスパイラルパーマの違い|巻き方・仕上がりを徹底比較でも解説していますので、あわせて確認してみてください。
波巻きパーマの巻き方2種類【美容師向け技術解説】
ワインディングの基本的な考え方はワインディングの基礎|巻き方の基本パターンで整理していますが、ここでは波巻きパーマに絞って、実務でよく使う2パターンを順番に見ていきます。
①スパイラルの変化巻き
波巻きパーマでもっとも通常よく使われる方法が、このスパイラルの変化巻きです。ロッドの太さ選定によって狙えるカールの出方が変わるため、事前のロッド選びも仕上がりを左右します。
ロッドの太さ選定と狙えるカールの計算方法はパーマのロッド太さ選定|仕上がりカールの計算方法で詳しく解説しています。
②複数ロッドを使う平巻きの重ねがけ
もう1つの方法が、複数のロッドを重ねて使う平巻きの重ねがけです。例えば毛先のみを外はねに平巻きで巻き付けた場合、ゴムも外巻きにあわせて裏側をあやがけで止めます。
縦巻き・横巻きで仕上がりはどう変わる?
同じ波巻きパーマでも、ロッドを縦に入れるか横に入れるかで仕上がりの印象は変わります。縦巻きと横巻き、どちらを選ぶべきか迷ったことはありませんか?狙う質感や髪の長さに応じて判断するとよいでしょう。
🎯 縦巻き・横巻きの仕上がり比較
| 項目 | 縦巻き | 横巻き |
|---|---|---|
| ウェーブの出方 | 不規則で動きの出るウェーブになりやすい | 規則的で整ったウェーブになりやすい |
| ボリューム感 | 根元から中間にかけてナチュラルに出やすい | 段差ができやすく、トップのボリュームを出しやすい |
| 向いている長さ | ミディアム〜ロング向き | ショート〜ミディアム向き |
💡 リッジ(ロッドの巻き段差)のサイズを小さくするほど細かいウェーブになり、大きくするほど緩やかなウェーブになります。ボリュームを抑えたい場合はリッジを大きめに、しっかり動きを出したい場合はリッジを小さめに調整するのが実務上のポイントです。
動画で見る波巻きパーマの巻き方
無限大インフィニティさんの動画では、基本的な2種類の巻き方に加え、ツイストを混ぜた波打ちウェーブや、円錐ロッドを使って根元の立ち上がりを出すパーマのやり方まで紹介されています。美容師さんであれば最後まで見る価値がある内容です!
セルフでイメージを掴むアイロンセット術
波巻きウェーブのパーマに迷っている方、自分に似合うか心配な方は、先にヘアアイロンで試してみたいと思ったことはありませんか?セットしてイメージを掴んでおくことをおすすめします。しょうへいさんの動画でセットの手順を確認できます。
毎日アイロンでセットするのが大変な方はパーマが向いていますし、反対にヘアスタイルをよく変えたい方はアイロンでセットしたほうがスタイルチェンジがしやすくなります!
はじめてストレートアイロンでセットする場合は難しく感じるかもしれませんが、ヘアセットは練習を重ねることで誰でも上達します。1度の失敗で諦めず、毎日お風呂に入る直前など習慣化して練習するとコツをつかみやすくなります。
波巻きパーマをかける際の注意点とメンテナンス
波巻きパーマのウェーブ感、毎日のスタイリングでキープできるか気になりませんか?一度パーマをかけると、髪のうねりを長期的に付き合っていくスタイルになります。
何もつけない状態だとボサボサな印象に見えやすいため、⚠️ スタイリング剤は必須と考えておきましょう。
パーマはかけたてが最もきれいにウェーブが出る状態で、洗うたびに少しずつダレていきます。ボリューム感を出すパーマのため、髪が伸びると全体が大きく見えすぎてしまうことがある点にも注意が必要です。
目安として、パーマをかけたあとは40日程度でのカットメンテナンスをおすすめしています。定期的にカットを入れることで、ボリューム感やウェーブの出方を狙った状態に保ちやすくなります。
波巻きパーマの技術を体系的に整理したい方や、スタッフ育成の教材・道具を探している方には、次のようなアイテムも参考になります。
- 柔軟性があり巻きやすい
- 耐久性が高くサロンワークで使い続けやすい
波巻きパーマの巻き方に関するよくある質問
💬 よくある質問
波巻きパーマとスパイラルパーマの違いは何ですか?
通常のスパイラル巻きは髪の表・裏どちらか1面をロッドに巻き付けるのに対し、波巻きパーマは裏面と表面を交互にロッドへ当てて巻く「スパイラルの変化巻き」です。
波巻きパーマは何本のロッドを使いますか?
複数ロッドを使う平巻きの重ねがけでは、基本的に3本以内のロッドを使う方法が目安です。長さによって本数は調整します。
波巻きパーマは自分でセットできますか?
ヘアアイロンを使えばセルフでも近いイメージのセットが可能です。ただし練習が必要なため、はじめは毎日少しずつ練習することをおすすめします。
波巻きパーマの持ちはどのくらいですか?
個人差はありますが、目安として40日程度でのカットメンテナンスをおすすめしています。洗うたびに少しずつウェーブがダレていく点も考慮しておきましょう。
波巻きパーマはどんな人に向いていますか?
髪のうねりを活かした動きのあるスタイルを楽しみたい方や、スタイリングでボリューム感を出したい方に向いています。長期的にうねりと付き合う前提で検討するとよいでしょう。
まとめ
波巻きパーマは、裏面と表面を交互にロッドへ当てる「スパイラルの変化巻き」を基本に、複数ロッドを使う平巻きの重ねがけという方法もあわせ持つ技術です。縦巻き・横巻きの選択やリッジサイズの調整によって、仕上がりの質感やボリューム感をコントロールできます。
スタイリング剤の使用や定期的なカットメンテナンスも含めて、施術前にお客様へ丁寧に説明しておくと、仕上がり後の満足度にもつながります。