【美容師向け】失敗しないブリーチベース作り|希望色に合わせたレベル設定

読了時間: 約13分 | 難易度: ★★★ (美容師向け)

【美容師向け】失敗しないブリーチベース作り|希望色に合わせたレベル設定

【美容師向け】失敗しないブリーチベース作り|希望色に合わせたレベル設定

画面右下の 検索ボタン で関連する「ブリーチカラー 2025」についても調べてみよう!

はじめに

ブリーチベース作りは、透明感カラーの成功を左右しますよね。私もサロンで何度も試行錯誤してきました。特に希望色に合わせたレベル設定は、失敗を防ぐ鍵です。この記事では、ブリーチの基本から応用まで、20年以上の経験を基に具体的に解説します。最新のトレンドやメーカー情報も交えて、すぐに現場で使えるノウハウをお届けしますよ!

この記事の結論: 希望色に応じたブリーチレベル設定と適切な前後処理で、失敗を防ぎ理想のカラーを実現できます。

ブリーチベース作りの基本と失敗の原因

ブリーチベース作りは正確さが命です。失敗の原因を理解しておくと、対策が立てやすくなりますよ。

失敗の原因は主に3つあります。 まず、レベル設定のミス。希望色に必要なトーンを見誤ると、色ムラや退色の原因に。次に、薬剤選定の誤り。オキシ濃度や放置時間が不適切だと、ダメージが進行します。最後に、前後処理の不足。ブリーチ後のケアを怠ると、色持ちが悪くなります。私の経験では、約70%のお客様がレベル設定のミスで理想の色にならないと相談してきます(筆者経験)。

「ブリーチレベル」とは: 髪の明るさを示す数値(1~20)。日本人の黒髪は1~6、ブリーチで13~19まで上げられます。希望色に応じて適切なレベルを設定します。

2025年のトレンドでは、透明感カラーアッシュ系が人気(ミルボン公式サイト)。これらを実現するには、13~17レベルのブリーチベースが求められることが多いです。ただし、髪質やダメージ具合で結果が変わるので、慎重な診断が重要ですよ。

希望色別ブリーチレベル設定とレシピ

希望色に応じたレベル設定が成功の鍵です。ここでは、4つのベースレベル別にレシピを紹介します。

📊 希望色別ブリーチレベルとレシピ

ベースレベル アッシュ グレージュ ピンク
黒髪(1-6) 12-13
ウエラ ブリーチパウダー+6%オキシ(1:2)、30分
11-12
ミルボン ブリーチ+6%オキシ(1:2)、25分
10-11
資生堂 ブリーチ+4.5%オキシ(1:2)、20分
茶髪(7-12) 13-14
ウエラ ブリーチパウダー+4.5%オキシ(1:2)、20分
12-13
ミルボン ブリーチ+4.5%オキシ(1:2)、20分
11-12
資生堂 ブリーチ+3%オキシ(1:2)、15分
金髪(13-16) 15-16
ウエラ イルミナ8/05+3%オキシ(1:2)、15分
14-15
ミルボン アディクシー7-Greige+3%オキシ(1:2)、15分
13-14
資生堂 プリミエンスP8+3%オキシ(1:2)、10分
白金(17-19) 17-18
ウエラ イルミナ10/05+1.5%オキシ(1:2)、10分
16-17
ミルボン アディクシー9-Greige+1.5%オキシ(1:2)、10分
15-16
資生堂 プリミエンスP10+1.5%オキシ(1:2)、10分

補色について: アッシュやグレージュでは、赤みを抑えるためバイオレット系(例: ウエラ イルミナ/05)を5%混ぜると効果的です。ピンクは暖色なので補色不要ですが、色持ちを良くするためクリア剤を10%加えるのが私の経験でのコツです(ウエラ公式イルミナカラーチャート)。

髪質別ブリーチのポイント

髪質に合わせたブリーチが重要です。3つの髪質での事例を紹介します。

硬毛・多毛の場合

硬毛はブリーチが浸透しにくい傾向があります。私の経験では、6%オキシを1:2で使い、放置時間を5分延長すると均一に仕上がります。例として、30代のお客様で硬毛の方がアッシュを希望。ウエラ ブリーチパウダー+6%オキシで30分処理し、13レベルに到達。イルミナ8/05で仕上げました。

細毛・軟毛の場合

細毛はダメージを受けやすいです。3%オキシで短時間処理が安全。20代のお客様で、細毛の方がグレージュを希望。ミルボン ブリーチ+3%オキシで15分処理し、12レベルに。その後、アディクシー7-Greigeで仕上げました。

ダメージ毛の場合

ダメージ毛はムラになりやすいです。事前のトリートメントが必須。40代のお客様で、ハイダメージ毛にピンクを希望。資生堂 ブリーチ+1.5%オキシで10分処理し、11レベルに。プリミエンスP8で柔らかく仕上げました。

プロのコツとNGポイント

失敗を防ぐコツを押さえておきましょう。

⚖️ ブリーチのNGとOK

❌ NGポイント
  • 6%オキシを長時間放置
  • 事前診断を省略
  • 補色を考慮しない
✅ OKポイント
  • 3~4.5%オキシで段階的に
  • 髪質とダメージを診断
  • バイオレット系で赤み補正

以前、6%オキシで40分放置し、毛先がチリついた失敗がありました。気づいた点は、過度な脱色がダメージを増幅。対処は、ケラチントリートメントで補修し、低オキシでリカバリー。学んだことは、段階的なブリーチが安全です(失敗防止)。

リアルな声・体験談

💬 よくある声・体験談

サロンやSNSで聞くリアルな声を紹介します。

  • SNSで「ブリーチ後、色がすぐ落ちた」という声が多いです→🙋 退色防止にダメージケアシャンプーを使いましょう。
  • 20代のお客様で「アッシュが緑っぽくなった」と相談がありました→🙋 赤み補正のバイオレットを混ぜると解決しますよ。
  • 「グレージュが透明感抜群で満足!」という成功例も→🙋 13レベル以上のベースが成功の鍵です。

退色シミュレーションとリカバリー

退色を予測して対策を立てましょう。

📋 退色対策の3ステップ

STEP1

施術直後: クリア剤10%で色持ち強化

STEP2

2週間後: カラーシャンプーで色補充

STEP3

1か月後: サロンでリタッチ

リカバリー例: 緑がかったアッシュは、ピンク系トナー(資生堂 プリミエンスP8)で中和。色ムラは、低オキシでリタッチし、均一に整えます(資生堂プロフェッショナル カラーテクニック情報)。

よくある質問(FAQ)

ブリーチに関する疑問を解消します。

  • ブリーチは何回必要? 希望色によりますが、透明感カラーなら2回、ピンクなら1回で十分な場合が多いです(業界標準)。
  • ダメージを最小限にするには? 3%オキシと事前のケラチンケアが効果的です。
  • 色落ちを防ぐ方法は? カラーシャンプーと週1回のトリートメントで色持ちが向上します。

まとめ

ブリーチベース作りは、希望色に応じたレベル設定が成功の鍵です。黒髪なら12~13、茶髪なら13~14、金髪なら15~16、白金なら17~18を目指しましょう。私の経験では、適切なオキシ濃度と前後処理で、約80%のお客様が満足する仕上がりになります(筆者経験)。ブリーチカラーのコツを参考に、ぜひ次のサロンワークで試してみてください!

次のサロンで試してみましょう
ブリーチベースのコツを実践して、透明感カラーを成功させましょう!

動画でも詳しく解説しています。ぜひYouTube動画をチェック!

📚 参考文献

  • ミルボン公式サイト
  • ウエラ公式イルミナカラーチャート
  • 資生堂プロフェッショナル カラーテクニック情報
  • 日本ヘアカラー協会 安全使用情報
#ブリーチ #透明感カラー #アッシュ #グレージュ #ピンク

この記事が役立ったら、同じ悩みを持つお友達にもシェアしてみてください

【髪技屋さんのプロフィール】

■ 美容師歴・実績: 20年以上のベテラン美容師。🏆 全国大会入賞、📝 美容専門誌掲載の実績を持つ。

■ 活動内容: 髪の知識・技術全般の講師としても活動。プロも支持する技術で髪の悩みを解決。

■ YouTube: 動画数 1200本以上、総再生回数 2700万回、登録者 3.8万人を達成。

■ ブログ: 記事数 500本以上。ヘアケア、カラー調合、骨格別ヘアなど、髪のあらゆる疑問を解決。