佐藤健風ソフトモヒカンの切り方・オーダー方法|現役美容師が解説

佐藤健さん風ソフトモヒカンの切り方 短髪ショートスタイルの見本画像

「佐藤健さんみたいな髪型にしたいけど、美容室でどう伝えたらいいかわからない」と感じていませんか?画像を見せるだけでは、髪質によって仕上がりに差が出てしまうこともあります。今回は現役美容師の視点から、佐藤健さん風ソフトモヒカンのカット技法とオーダーのコツ、髪質別のセット方法までまとめてご紹介します!

この記事の結論:
  • 佐藤健さん風ソフトモヒカンは、ウエイト位置とグラデーションの入れ方がカットの決め手
  • オーダー時は画像に加えて髪の量・硬さを伝えると、イメージのズレを防ぎやすい
  • スタイリングはワックスとジェルの配合比率を髪質に合わせて調整するのがポイント

佐藤健さん風ソフトモヒカンとは?髪型の特徴

💡 佐藤健さん風ソフトモヒカンは、襟足・耳周りを短く整え、ハチ周りをタイトに抑えてトップだけをほんの少し長く残した短髪スタイルです。

襟足・耳周りは短く、少し刈り上げる程度に整えます。そこからハチ周りをタイトに抑え、頭頂部だけをほんの少し長めに残すことで、全体としてソフトモヒカンのシルエットが生まれます。刈り上げすぎず、かといって長すぎもしない絶妙なバランスが、このスタイルの特徴です。

前髪は上げても下ろしてもどちらでも似合うため、その日の気分やシーンに合わせて自由にアレンジできる点も魅力のひとつです。ビジネスシーンでは前髪を上げて清潔感を出し、休日はおろして柔らかい印象にするなど、1つの髪型で2つの表情を楽しめます。

この髪型を紹介する記事の多くはオーダーの伝え方を中心に解説していますが、本記事では現役美容師の目線でカット技法(ウエイト位置・角度・セニングの入れ方)と、髪質別のワックス×ジェル配合比率まで踏み込んで解説していきます。全体像をつかんだうえで、まずは基本の髪型を知りたい方はメンズカット(長さ別)切り方を全てまとめましたも参考にしてみてください。

佐藤健さん風ソフトモヒカンの切り方【美容師が解説】

💡 カットの決め手は、ウエイト位置の設定・グラデーション・トップの長さの残し方・毛先のセニングという4つの工程にあります。

ここからは実際のカット手順を、プロの視点で4つのポイントに分けて解説します。動画も参考にしながら、それぞれの工程で何を意識しているのかを確認してみてください。

①ウエイト位置の決め方

最初に決めるのは、髪の長さの切り替わりとなるウエイトの位置です。今回のケースではハチ周り付近にウエイトを設定し、下半分はコームですくいながら、上半分は指で挟んで切り分けます。この上下の境目がウエイトの位置となり、どこまで刈り上げるのかをまず決めることが、カット全体の設計の出発点になります。

コームワークと指での毛束の扱い方は、カットの基礎技術がそのまま仕上がりの精度に直結する工程です。基本のはさみとくしの持ち方から見直したい方は美容師カットの基礎①コームワークとシザーワークを覚えようもあわせてご覧ください。

②刈り上げ部分にグラデーションをつける

ウエイトの位置から下に向かうにつれて、少しずつ短くなるように切っていきます。同じ長さで一律にカットせず、下に行くほど短くすることで自然なグラデーションが生まれ、スタイル全体にメリハリがつきます。バリカンを使う場合も同様に角度をつけることで、頭の形がより綺麗に見えるようになります。

③トップの長さの残し方(セイムレイヤーとの違い)

ウエイトより上の部分は、頭の形に合わせて毛束を引き出しながら切っていきます。頭の形通りに同じ長さで切ると「セイムレイヤー」という仕上がりになりますが、ほんの少しずつ頭頂部を長く残すことを意識するのが佐藤健さん風ソフトモヒカンのポイントです。この差によって、ドライヤーでトップに髪を集めただけで自然と立ち上がりやすい形が作れます。

④毛先を軽くするセニング技法

最後に、根元から1cmほど空けた位置から毛先まで、満遍なくセニング(スキバサミ)を入れていきます。毛先までしっかりとセニングを入れることが重要で、そうすることでスタイリング剤をつけたときに先細りの柔らかい毛先が作れます。

私の経験上、セニングを毛先だけで止めてしまうと、スタイリング時に毛束が重く見えやすくなります。根元付近からのバランスを見ながら量を調整することが、軽さと立ち上がりを両立させるコツです。

美容室でのオーダー方法【髪質別】

💡 髪の量や硬さに合わせてスキバサミの入れ方を変え、画像に加えて髪質を伝えることでイメージ通りに仕上がりやすくなります。

画像を見せるだけでも大まかなイメージは伝わりますが、髪質によって仕上がりが変わりやすいスタイルでもあります。以下のポイントをあわせて伝えると、失敗のリスクを減らせます。

髪が多くハチが張りやすい人のオーダー

髪の毛が多くハチが張りやすい人は、根元付近からしっかりとスキバサミを入れてもらう必要があります。あわせて、スタイリング時にジェルを多めに使うことでハチ周りの根元の立ち上がりを抑え、トップはしっかりと立たせるバランスに仕上げやすくなります。

髪が細い人のオーダー

髪が細い人が根元からスキバサミを入れてしまうと、スタイリング剤をつけたときに根元が透けて見えてしまう可能性があります。毛先を中心にボカすのがポイントです。根元からは軽くグラデーションになる程度に留めてもらうのがコツです(根元から毛先に向けて階段状に短い髪を作るイメージです)。画像に加えてこのポイントを伝えると、イメージ通りに仕上がりやすくなります。髪質別の似合わせという意味では薄毛のタイプ6種類に合わせたメンズカットの仕方もあわせて参考になるはずです。

佐藤健さん風ソフトモヒカンのセット方法【髪質別】

💡 髪が硬い人はワックス×ジェル、髪が柔らかい人はジェル×ハードスプレーを組み合わせることでキープ力を高められます。

スタイリングは、髪質に合わせてスタイリング剤を変えることが仕上がりを左右します。ワックスとジェルを混ぜて使うことで、艶とホールド力のバランスを調整できます。

「ワックスとジェル、どちらを使えばいいのか迷う」という声も多く見られます。仕上がりを左右するのは商品選びよりも髪質に合わせた配合比率のため、ここでは髪質別の使い方を解説します。

髪が硬い人のスタイリング(ワックス×ジェル)

髪が硬い人は、普通〜硬めのワックスとジェルを混ぜて使います。柔らかいワックス単体だとキープ力が弱く、持ちが悪くなりやすいためおすすめできません。ドライヤーでトップに髪を集めながら乾かした後、ワックスをジェルで薄めるようなイメージで混ぜ合わせて硬さを調整します。つけ終えたら手を洗い、軽くドライヤーで乾かすとキープ力が安定します。さらにしっかりキープしたい場合は、仕上げにハードスプレーを使うとよいでしょう。

💡ジェルを主体にすることで湿気や汗に負けにくいセットを作りやすいので、根元からしっかり立ち上げたい方には以下のようなアイテムが向いています。

髪が多くハチが張りやすい方には、トップの立ち上げをサポートしやすいアイテムを選ぶのがおすすめです。

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ルシード ヘアジェル スーパーハード
★★★★☆ 4.3
湿気や汗に負けにくいセット力で、ソフトモヒカンの立ち上げをキープしやすいジェルです。無香料・無着色設計で使いやすい一方、髪質が硬く根元の立ち上がりが強い方には、単体だとホールド力がやや物足りなく感じる場合があります。
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髪が硬い人・多い人のトップの立ち上げをより強くしたい場合には、マット系ワックスを組み合わせるのもひとつの方法です。

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ナカノ モデニカ スモーキーマット
★★★★☆ 4.1
スーパーハードのマット系ワックスで、髪が多くハチが張りやすい人・髪質が硬い人のトップの立ち上げに向いています。しっかりしたテクスチャのため、髪が細く柔らかい方が単体で使うとベタつきやすい点には注意が必要です。
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髪が柔らかい人のスタイリング(ジェル×ハードスプレー)

髪が柔らかい人は、細い髪質であることが多く、硬めのワックスを使うとベタつきやすくなってしまいます。ドライヤーで形を整えたら、普通〜柔らかめのワックスを少量だけつけ、毛先を摘まみながらハードスプレーを吹きかけて仕上げるのがおすすめです。ハードスプレーは乾いたまま髪を固められるため、スプレー7割・ワックス3割程度の割合が扱いやすい目安になります。スプレーが苦手な方は、ワックスとジェルを半分ずつ混ぜ、指先で摘まみながら仕上げる方法でも代用できます。

細く柔らかい髪質の方には、仕上げに使うスタイルキープ力の高いスプレーが向いています。

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VO5 フォーメン ヘアスプレー スーパーハード
★★★★☆ 4.0
髪が細く柔らかい人のスタイリング仕上げにおすすめのスーパーハードスプレーです。スタイルキープ力は高いものの、量が多いとパリッと固まりすぎて自然な束感が出にくくなるため、少量から調整するのがポイントです。
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🎯 髪質別スタイリング剤の選び方

商品名 タイプ 向いている髪質 特徴
ルシード ヘアジェル スーパーハード ジェル 硬毛・軟毛どちらも汎用的に使いやすい 湿気・汗に強いセット力、無香料・無着色設計
ナカノ モデニカ スモーキーマット ワックス 髪が硬い・多い人 スーパーハードのマット質感、立ち上げに強い
VO5 フォーメン ヘアスプレー スーパーハード ハードスプレー 髪が細い・柔らかい人 スーパーハードのキープ力、仕上げのスプレー使いに適する

よくある質問(FAQ)

💬 よくある質問

佐藤健さん風ソフトモヒカンはどのくらいの頻度で切ればいい?

トップと刈り上げの長さの差がぼやけてくる1ヶ月〜1ヶ月半を目安に整えるのがおすすめです。刈り上げ部分は伸びが早いため、印象を保ちたい方はやや早めのペースを意識するとシルエットが崩れにくくなります。

前髪は上げる・下ろすどちらがおすすめ?

前髪は上げても下ろしてもどちらでも似合うスタイルです。おでこを出して上げると爽やかな印象に、下ろすと柔らかい印象になるため、その日の気分やビジネスシーンかカジュアルかで使い分けるとよいでしょう。

ワックスとジェルはどんな割合で混ぜればいい?

髪が硬い人はワックスとジェルを同程度、髪が柔らかい人はジェルを少量にハードスプレーを多めに使うと自然な束感を保ちやすくなります。髪質によって最適な割合は変わるため、少量から調整するのがポイントです。

床屋でもこの髪型はオーダーできる?

床屋でも対応可能な場合がありますが、店舗によって得意なスタイルが異なります。画像に加えてウエイト位置やグラデーションの入れ方といった具体的なポイントを伝えると、イメージのズレを防ぎやすくなります。

刈り上げの高さで印象はどう変わる?

刈り上げの高さを低めにすると落ち着いたビジネス向けの印象に、高めにすると軽快でカジュアルな印象に近づきます。職場の雰囲気や普段のスタイルに合わせて、美容師と相談しながら高さを決めるのがおすすめです。

まとめ

佐藤健さん風ソフトモヒカンは、ウエイト位置の設定とグラデーションの入れ方がカットの完成度を左右するスタイルです。オーダー時は画像に加えて髪の量や硬さを伝えることで、美容師とのイメージのズレを防ぎやすくなります。スタイリングも髪質に合わせてワックスとジェルの配合比率を調整することで、狙った立ち上がりや束感に近づけやすくなるはずです。カットとオーダー、スタイリングの3つのポイントを押さえて、佐藤健さん風の短髪スタイルを楽しんでください。

【髪技屋さんのプロフィール】

■ 美容師歴・実績:美容師免許・管理美容師免許取得・20年以上のベテラン美容師。🏆 全国大会入賞、📝 美容専門誌掲載の実績を持つ。

■ 活動内容: 髪の知識・技術全般の講師としても活動。プロも支持する技術で髪の悩みを解決。

■ YouTube: 動画数 1200本以上、総再生回数 2700万回、登録者 3.8万人を達成。

■ ブログ: 記事数 1000本以上。ヘアケア、カラー調合、骨格別ヘアなど、髪のあらゆる疑問を解決。


■ お問い合わせ: ご質問やご相談はX(旧Twitter) @kamiwazayasan までお気軽にどうぞ。

※掲載情報には万全を期しておりますが、施術やヘアケアの実践は自己責任にてお願いいたします。