- 髪の明るさは1から20トーンまであり、14トーンを超えると基本的にブリーチが必要です。
- 職場の髪色は10トーン前後が目安ですが、大切なのは数字よりも派手さを抑えた色味のコントロールです。
- ルールに縛られすぎず、適切なホームケアを取り入れることでグレーゾーンの個性を楽しめます。
こんにちは、美容師髪技屋さんです。 あなたは今、自分の髪の明るさが何レベル(トーン)なのか気になっていませんか?「職場で大丈夫な明るさなのだろうか」と不安になることもありますよね。今回はそんなあなたのために、髪の明るさの一覧表を用意しました。今の自分の状態を確認しながら、理想の髪色を見つけていきましょう。
本記事では髪の明るさの基準をわかりやすく解説します。 全20トーンある髪の毛のレベルについて、ブリーチの有無や必要な回数まで詳しくお話ししていきます。さらに、制限のある環境でも自分らしいオシャレを楽しむためのヒントもお届けしますので、ぜひ最後まで参考にしてくださいね。
髪の明るさトーン(数字やレベル)一覧表と基本カテゴリ
まずは髪の明るさの全体像を一覧表で確認してみましょう。 あなたが目指したい明るさがどの位置にあるかをイメージすることが大切です。こちらの表をベースにしながら、それぞれの特徴を深掘りしていきますね。
大きく分けると髪の明るさは3つのカテゴリに分類されます。 自分が今どこにいて、どこを目指すべきなのかを整理していきましょう。まず、1トーンから6トーンまではいわゆる「黒髪ゾーン」と呼ばれます。黒、もしくは赤黒い色味となり、ほとんどの日本人の地毛の明るさはここに該当しますね。当然ですが、このゾーンではヘアブリーチを行う必要はありません。
続いて7トーンから13トーンまでは「カッパーゾーン(赤橙)」です。 髪を染めている方の約8割はこのゾーンに位置しており、ヘアブリーチを行わなくても容易に染めることができます。一般的な職業の方は10トーン以内の、黄色く見えない(明るすぎない)範囲で染めるルールが決まっている方も多いのではないでしょうか。日本の一般的なヘアカラー剤はブリーチなしでも14トーンまで用意されているため、このカッパーゾーンであればブリーチをしなくても十分に綺麗な色味を楽しめますよ。
そして14トーンから20トーンまでが「黄色ゾーン」になります。 ここまで明るくなると、周囲から見てもはっきりと「髪の明るい人」という印象になりますね。先ほどお話しした通り、通常のカラー剤は14トーンあたりが限界であるため、これ以上の明るさにするためには基本的にブリーチが必須となります。では、実際にブリーチを何回繰り返すと、どのくらいトーンが変化するのでしょうか?その疑問について次の章で実例を見ていきましょう。
ブリーチの回数による髪の明るさトーン(レベル)の変化
黒髪からブリーチを複数回繰り返した毛束の実験結果をご覧ください。 実際に髪がどう変化していくのかを視覚的に理解することで、あなたが希望するカラーに必要な施術回数が見えてきます。私の過去の施術経験を踏まえた、リアルな色の変わり方です。
この結果はブリーチのやり方や髪質でも少しずつ変わってきます。 今回のデータは、ごく一般的なブリーチの方法(過酸化水素6%、希釈3倍で自然放置30分)を正確に6回繰り返したものです。これを先ほどの明るさ一覧表と並べて比較してみましょう。
ご覧の通りブリーチ1回で16トーンに到達し、6回繰り返すことで約19トーンになります。 「もっと回数を重ねればさらに明るくなるのでは?」と思うかもしれませんが、実はこれ以上ブリーチを繰り返しても明度はそれほど変わりません。最高峰のハイトーンである20トーンの白に近い髪色にするには、これ以上ブリーチで髪を痛めるのではなく、残った黄色みを補色の紫で打ち消してあげることがプロの常識です。
ハイトーンを綺麗に維持するためには、自宅での適切なカラーメンテナンスが欠かせません。 黄色みを効果的に抑えて透明感をキープするなら、非常に濃厚な紫色素を持つフィヨーレ クオルシア カラーシャンプー パープル 250mlを日常のケアに取り入れるのがおすすめの選択肢です。一度のブリーチでも黄色みが強く出てしまうハイトーン毛を、サロン帰りのような美しいホワイトルックへ導いてくれますよ。
📋 ハイトーンを美しく仕上げる3ステップ
ベースづくり(ブリーチで必要なトーンまでリフトアップ)
補色ケア(カラーシャンプーで嫌な黄色みを完全にコントロール)
内部補修(プレックス成分配合のオイル等で髪の芯までケア)
またハイトーンを楽しむ上で、深刻なダメージ対策もセットで考える必要があります。 パサつきや枝毛を防ぎ、お家で本格的な髪質改善を行いたい方は、こちらの私の過去の解説記事も参考にしてみてくださいね。
⭕️史上最高「美容室のトリートメントが自宅で出来る」髪を超サラサラにする!
ハイトーン髪における深刻なダメージと失敗リスク
ブリーチを重ねた髪は非常にデリケートな状態になっています。 見た目が明るく綺麗になっても、適切な補修を行わなければ、シャンプーのたびに髪の栄養が流れ出てしまうという落とし穴があります。ここではハイトーンヘアに陥りがちな失敗リスクについてお話ししておきますね。
ハイトーン毛に対して、一般的なシリコンコーティングだけのトリートメントを使い続けると、髪の内部がスカスカになり断毛(切れ毛)の原因になります。必ず髪の結合を強化するプレックス系のケアを行ってください。
髪の芯から強度を高めるために、プロの間で絶大な信頼を得ているホームケアがあります。 サロンの施術でも使われる革新的なテクノロジーを応用したシュワルツコフ ファイバープレックス ボンド オイル 150mlは、ハイトーンヘアの髪質改善に最適なプロダクトです。ドライヤーの熱を利用して髪を保護・強化してくれるため、ブリーチを繰り返して傷んだ髪でも驚くほどツルツルの指通りに仕上がります。こうした強力なケアを味方につけることで、理想の明るさを長く楽しめるようになりますよ。
仕事(職場)で髪色は何トーンまで明るく出来る?許容範囲の現実
「自分の仕事環境では一体どこまで明るくしていいのだろう」と悩む方はとても多いです。 一般的な企業の規定では8トーンあたりが上限とされていることが多いですが、日々多くのお客様を担当している私の実感としては、現在のオフィス環境は以前よりも緩くなってきており、10トーンくらいまで許容される職場が増えてきている印象があります。
しかしここで注意しなければならないのが、同じ10トーンでも見え方が全く異なるという点です。 たとえば、ブリーチをせずにカラー剤だけで染めた10トーンと、ブリーチを数回重ねた後に色を乗せて(オンカラー)10トーンに落とした髪を比べてみましょう。以下の画像のように、ベースの状態によって透明感や発色の強さが大きく変わるのがわかります。
ブリーチ無しの左側に比べ、真ん中や右側は彩度が薄く透けて見えたり、色が強く出て派手に見えたりします。 つまり、職場での髪色トラブルを避けるためには、単にトーンの数字を合わせるだけでは解決できないのです。会社が髪色の決まりを作った本来の理由は、数字の制限をしたいわけではなく、あくまで「周囲に配慮して控えめな印象にしてほしい」というメッセージだからですね。
それならば、派手さを抑えつつ自分らしい個性を出すにはどうすれば良いでしょうか? その答えが、色落ちして出てくる嫌なオレンジみや赤みを絶妙にカモフラージュすることです。オフィスでも浮かない上品なアッシュ系をキープしたいなら、ホーユー ソマルカ カラーシャンプー アッシュ 150mlが非常に役立ちます。ギラつきを抑えて透け感のある落ち着いた色味を演出してくれるため、ルールの範囲内で最大限のオシャレを楽しめますよ。
職場で浮かない!トーン別・属性別の髪色診断マトリクス
「ルールは守りたいけれど、地味な黒髪のままでは物足りない」というあなたのために、選び方の基準を整理しました。 職場の厳しさに合わせて、どのゾーンを狙うのがベストなのかをマトリクス表にまとめたので、次のオーダー時の参考にしてくださいね。
🎯 職場環境に合わせた髪色・トーン選びの判断基準
| 職場の厳しさ | おすすめの明るさ(トーン) | プロが教えるグレーゾーンの攻め方 |
|---|---|---|
| かなり厳しい(お堅いオフィス・接客業など) | 6〜8トーン | インナーカラーやイヤリングカラーを忍ばせ、表面の髪で隠す。暗めのアッシュで透明感だけをプラスする。 |
| 標準的(一般的なオフィスワークなど) | 9〜11トーン | 退色時の黄色みや赤みを完全に抑えるカラーケアを行い、上品な「透け感」を維持して派手さを出さない。 |
| 比較的自由(クリエイティブ職・アパレルなど) | 12〜15トーン以上 | ブリーチを効果的に活用し、コントラストをつけたデザインカラーで周囲と被らない個性を思い切り表現する。 |
このように環境に合わせて賢く工夫を凝らすことが、賢いヘアカラーの楽しみ方です。 あなたの今の状況に一番近いところを狙って、お気に入りの色味を美容室でオーダーしてみてください。もし年齢を重ねる中での白髪の割合や増え方が気になっている方は、こちらの記事で詳しく解説していますので併せてチェックしてみてくださいね。
(白髪の割合も気になる方は こちらもご覧ください⇩)
髪の明るさとトーンに関するよくある質問(FAQ)
ここからはサロンの現場でも特によく質問される内容に回答していきます。 事前に知っておくことで、ヘアカラーの失敗を防ぎ、毎日のケアがよりスムーズになりますよ。
⚖️ NG vs OK
❌ NG例
- トーンの数字だけで判断して染める
- ブリーチ後の黄色みを放置してギラつかせる
- 傷んだ髪に強い洗浄力のシャンプーを使う
✅ OK例
- 職場の雰囲気に合わせた「見え方」を重視する
- カラーシャンプーを週に数回取り入れて色を保つ
- プレックス系オイルを使い、熱から髪を保護・強化する
ブリーチなしで一番明るくできるのは何トーンですか?
一般的なヘアカラー剤のみを使用する場合、約14トーンが限界の明るさになります。 これ以上の明るさを目指す場合や、赤みを完全に排除した透明感のある外国人風カラーを表現したいときには、基本的にはヘアブリーチが必須になりますね。
職場の規定が8トーンなのですが10トーンだとバレますか?
色味の選び方や光の当たり方によっては目立ってしまうことがあります。 黄色みや赤みが強く出ていると派手な印象になりやすいため、規定より少し明るくする場合は、色味を落ち着かせたアッシュやグレージュ系を選び、ギラつきをしっかり抑えておくことがバレにくくするコツです。
20トーンのホワイト系にするには何回ブリーチが必要ですか?
通常の髪質であればブリーチは4〜5回程度が目安ですが、それ以上に大切なのは補色ケアです。 何度もブリーチを重ねて髪をボロボロにするよりも、18〜19トーンまで明るくした段階で、紫シャンプーなどを使って残った黄色みを綺麗に打ち消してあげることで、美しいホワイトヘアが完成します。
ブリーチをした髪はどれくらいで色落ちしてしまいますか?
一般的には、施術から約1〜2週間ほどでベースの黄色みが戻ってきやすくなります。 洗浄力の強いシャンプーを避け、染めた色味に合わせたカラーシャンプー(パープルやアッシュなど)を日常的に取り入れることで、お気に入りの髪色を長持ちさせることができますよ。
ハイトーンにすると髪が切れてしまうのが心配です。
髪の内部結合を強化してくれる「プレックス成分」が配合されたケア製品を選びましょう。 表面をコーティングするだけでなく、毛髪内部の芯を補修・保護してくれるボンドオイルなどを使用することで、ブリーチ毛特有の断毛やパサつきのリスクを大幅に下げることが可能です。
まとめ:ルールを味方につけてグレーゾーンのオシャレを楽しもう
「他の人と被りたくない!」という気持ちは、誰もが持っている素敵な個性です。 私がこのブログを通じてあなたにお届けしたいのは、社会のルールや決まりの中で制限をされながらも、その限界を攻める「ギリギリのグレーゾーン」の楽しみ方です。メンズであれば校則に引っかからない絶妙なツーブロック、オフィスであれば表面で隠せるイヤリングカラーなど、やり方はいくらでもあります。
髪の明るさやトーンの仕組みを正しく知ることで、オシャレの幅は一気に広がります。 自分の今のレベルをしっかり把握し、適切なホームケアを取り入れながら、あなただけの魅力的なヘアスタイルを一緒に追求していきましょう。これからもあなたの髪がより美しく、毎日が楽しくなるような情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ⭐
※本記事は主に現場経験と知識を元に精査して発信していますが、個別の髪質状況における責任は負いかねます。
この記事が役立ったら、周りの方にもシェアしてみてください!



