就活や教育実習が近づくと、「髪を暗くしなきゃ」と焦って美容室に駆け込む方は少なくありません。ただ、黒染めをすると色落ちが早く、次に染め直すときに明るくしづらくなるのも事実です。実は、黒染めを使わなくても、就活の場でも浮かない暗さに仕上げる方法があります。
- プラチナカラーを使えば、黒染めをしなくても自然な暗髪(アッシュグレー)に仕上げられる
- 茶髪・ブリーチ1回・ブリーチ3回のどのベースでも、同じ考え方でグレー系に染まりやすい
- プラチナにネイビーを混ぜれば、ブルーブラックへの応用もできる
黒染めしなくてもアッシュグレーで暗髪は作れる
黒染めをしなくても、暗く落ち着いた髪色は作れます。そのカギになるのが「プラチナカラー」という薬剤です。通常のヘアカラーはベースの髪色によって仕上がりが左右されますが、プラチナカラーは条件さえ整えば、茶髪でもブリーチ毛でも同じようにグレー系の暗さへ導けます。
茶髪でも金髪でもホワイト系の明るい髪色でも、同じアプローチで自然なアッシュグレーに仕上げられるのが特徴です。次の章から、黒染めを避けたい理由と、その代わりになる暗髪の作り方を順番に見ていきましょう。
黒染めしたくない・したくてもできない理由
就活や教育実習の面接・現場では、髪色を落ち着かせるよう求められる場面が多くあります。「暗くしないといけないのは分かっているけれど、黒染めだけは避けたい」という相談は、美容室でもよく聞く声です。
黒染めのデメリット(色落ち・次に明るくしにくい)
黒染めは強い黒色素を使うため、時間が経つと赤みが浮きやすく、色ムラが出た状態のまま伸びてくることがあります。一度黒染めをすると髪の内部に色素が蓄積し、次に明るい色へ戻したいときにブリーチが効きにくくなるのも大きな注意点です。就活が終わってからおしゃれを楽しみたい方にとっては、この「戻しにくさ」がネックになりやすい部分です。
黒染めした髪を明るくするには時間がかかることがあります。就活後にすぐ髪色を変えたい予定がある方は、黒染め以外の選択肢も含めて美容師に相談すると安心です。
仕上がりイメージ|茶髪・ブリーチ1回・ブリーチ3回の3パターン
実際にプラチナカラーで染めた仕上がりを、ベースの明るさ別に比較してみましょう。
ベースは茶髪・ブリーチ1回・ブリーチ3回とバラバラですが、どれも落ち着いたアッシュグレーに仕上がっているのが分かります。ベースの明るさが違っても、同じ薬剤・同じ考え方でアプローチできる点が、プラチナカラーを使う大きなメリットです。
プラチナカラーでアッシュグレーに染まる仕組み
ここで使っている薬剤は、コレストンパーフェクト+のプラチナです。
「プラチナって結局なんなの?」と聞かれることがよくあります。
通常のグレーカラーがベースの色でズレる理由
ブリーチを重ねた髪は赤・青・黄などさまざまな色味を含んでいるため、そこに色を入れるとベースの色に引っ張られて派手な発色になりやすい性質があります。グレーに染めたい場合も本来は注意が必要で、黄色みが強いベースには青紫系、オレンジみには濃いめの青、赤みには青緑(ビリジアン)というように、ベースの色を見極めてから薬剤を選ぶのが基本の考え方です。
プラチナが「特別枠」である理由
プラチナはあらゆる色味を打ち消し合う配合になっているため、ベースの色をそこまで細かく見極めなくても、グレー系の落ち着いた色にまとまりやすいのが特徴です。来店されるお客様の髪の明るさは本当に人それぞれですが、プラチナがあれば同じ考え方で対応しやすくなります。
アッシュグレーという色そのものについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ヘアカラー アッシュグレーってどんな色?レシピやアッシュグレージュとの違い?
プラチナカラーの使い方・レシピ例(コレストンパーフェクト+)
ここからは、実際にサロンで使っているプラチナカラーの考え方をレシピとして紹介します。
必要なベースの明るさ(10トーン以上が目安)
10トーン以上の明るさがあることが、プラチナカラーをきれいに発色させるひとつの目安です。ご自身の髪の明るさがどのくらいか気になる方は、以下のトーン一覧表を参考にしてみてください。
ベースが明るめの方は、より発色のはっきりしたアッシュグレーに寄せることもできます。明るめの薬剤を使う場合の注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。
アッシュグレーの明るめ薬剤を使う時の注意点「ブリーチあり・なし」レシピ考察
応用|プラチナ×ネイビーでブルーブラックに
アッシュグレーに染められるベースであれば、そこにネイビー系の薬剤を足すことでブルーブラックに寄せることもできます。ここでは、実際にサロンで使っている配合比率も公開します。一般的な就活の髪色マナー系の記事ではあまり見かけない、現場のレシピです。
配合比率とオキシ濃度の目安
基本の配合はプラチナ1:ネイビー1です。オキシドールは3%以下のものを、さらに2倍に希釈して使うと色みがきれいに出やすくなります。青みを強めに出したい場合は、ネイビーを2の割合に増やす調整も可能です。
ブルーブラックに必要な色味の考え方は、以下の記事の色見本もあわせて参考にしてください。
メンズカラーでの実践例や色落ちの経過については、こちらの記事にまとめています。
メンズカラー「アッシュグレーに染める為のカラーレシピと色落ちの経過報告」
美容師にオーダーする時の伝え方
知恵袋などでは、「美容師に何と伝えればいいか分からない」という声が見られます。オーダーの際は、次のように伝えると希望が伝わりやすくなります。
「就活・実習期間だけ暗くしたいので、黒染めではなくプラチナカラーでアッシュグレーにしてほしい」と伝えると、意図がスムーズに伝わります。ベースが何トーンか分からない場合は、その旨も併せて相談すれば問題ありません。
あわせて、就活が終わった後に明るくする予定があるかどうかも伝えておくと、美容師側もそれを踏まえた薬剤選びをしやすくなります。
よくある質問
知恵袋などでは、暗染めの色持ちを心配する声も見られます。色持ちが気になる方には、寒色系カラー専用のホームケアアイテムを使うのもひとつの方法です。
黄ばみや緑がかりを抑えて透明感を保ちたい方には、こちらのカラーシャンプーが選択肢になります。
色持ちをもう一段階サポートしたい方には、洗い流すトリートメントを併用するのもおすすめです。
💬 よくある質問
セルフカラーでも再現できる?
プラチナカラーはサロン専用薬剤で市販のホームカラーには含まれていないため、セルフでの再現は基本的に難しいです。均一な仕上がりを求める方は美容室での施術をおすすめします。
暗染めの色はどのくらい持つ?
色持ちには個人差がありますが、暗めのグレー系は色落ちとともに赤み・黄みが出やすい傾向があります。カラーシャンプーでのホームケアが目安のひとつになります。
黒髪(未ブリーチ)でも入る?
黒髪はメラニンの層が厚く色素が入りにくいため、そのままではアッシュ感が出にくい傾向があります。事前に美容師へベースの明るさを確認してもらうと安心です。
就活後、明るい色に戻せる?
個人差はありますが、時間の経過とともに色落ちして明るく戻りやすい性質があります。計画的に戻したい場合は、事前に美容師へ相談しておくとダメージを抑えやすいです。
どの美容室でも対応してもらえる?
プラチナカラーを含む薬剤の取り扱いはサロンによって異なります。来店前に電話やSNSで対応可否を確認しておくとスムーズです。
まとめ
黒染めをしなくても、プラチナカラーを使えば就活や教育実習でも浮かない暗さのアッシュグレーに仕上げられます。茶髪でもブリーチ毛でも同じ考え方で対応でき、ネイビーを足せばブルーブラックへの応用も可能です。黒染めしたくない方は、ぜひ美容師に相談してみてください。




