ボブの簡単ヘアアレンジ｜5分でできる基本のやり方

はじめに：ボブヘア、マンネリ化していませんか？

💡 ボブでも5分あれば、トレンドの簡単ヘアアレンジが可能です！

こんにちは！美容師歴20年以上の「髪技屋さん」です。

ボブスタイルは、手入れが楽でオシャレに見える人気の髪型ですよね。ですが、「毎朝同じスタイリングで飽きてきた」「アレンジしたいけど、短くてうまくまとまらない」というお悩みを抱えていませんか？

私のサロンでも、ボブのお客様から「朝の5分でできる簡単なヘアアレンジを教えてほしい」というご相談を非常によく受けます。特に20代から40代の忙しい女性にとって、「時短」と「トレンド感」の両立は永遠のテーマです。

筆者20年経験の中でも、ここ数年、特に2025年にかけてのトレンドは、ボブのような短めの髪型でも楽しめる「抜け感のある簡単アレンジ」にシフトしています。

この記事では、ボブヘアのあなたのために、たった5分でできる基本のヘアアレンジ術を徹底的に解説します。2025年のトレンドを取り入れつつ、不器用さんでも失敗しないコツ、シーン別の使い分けまで、プロの視点でご紹介しますね。

この記事を読み終える頃には、あなたの毎朝の準備が、きっと楽しくなっているはずです。

2025年ボブヘアアレンジの最新トレンド

💡 2025年は「抜け感」と「低めの重心」がボブアレンジの鍵です。

最近のヘアアレンジの傾向として、作り込みすぎない「ルーズさ」や「抜け感」が重視されています。これはボブヘアでも同様です。2025年にかけて、特に人気が出ているのは、重心を低めに設定した落ち着いた雰囲気のアレンジです。

私の経験上、ボブの長さ（あごライン〜肩につく程度）で最も簡単にトレンド感を出す方法は、以下の3つに絞られます。

1. くるりんぱハーフアップ: 定番ですが、進化しています。トップだけを少量とって「くるりんぱ」するだけで、一気に華やかになります。ボブの長さでも最もやりやすいアレンジの一つです。
2. ねじりローポニー: 襟足ギリギリで結ぶ「ローポニー（低めのポニーテール）」がトレンドです。ボブだと結べる髪が少ないため、サイドの髪をねじって後ろに持っていき、ゴムを隠すようにまとめると、一気にこなれた印象になります。
3. 低めのお団子（ミニシニヨン）: 肩につく長さのボブなら、襟足で小さくお団子を作るのも人気です。あえて後れ毛を出すことで、リラックスした大人の余裕を演出できます。

これらのアレンジはすべて、髪が短いボブだからこそ「パラパラ落ちる毛」が逆に「後れ毛」として活かされ、自然な抜け感につながるというメリットがありますよ。

シーン別！5分で完成するボブアレンジ術

💡 TPOに合わせて「ゴムの種類」と「アクセサリー」を使い分けるのがプロの技。

ボブの簡単アレンジは、使うヘアアクセサリー次第で印象がガラリと変わります。ここでは「カジュアル」「フォーマル」「ビジネス」の3つのシーン別に、5分でできるおすすめのアレンジとアクセサリーの組み合わせを見ていきましょう。

1. カジュアル（日常・デート）

アレンジ: くるりんぱハーフアップ × シュシュ

普段使いやデートには、簡単なのに手が込んで見える「くるりんぱハーフアップ」が最強です。ボブの場合、耳上の髪だけを少量とって結ぶのがポイント。結んだら「くるりんぱ」をし、結び目に布製のシュシュや大きめのクリップをつけるだけで、一気にトレンド感が出ます。ゴムが隠れるので、不器用さんでも安心ですよ。

2. フォーマル（結婚式・パーティー）

アレンジ: ねじりハーフアップ × パール系バレッタ

結婚式のお呼ばれなど、セルフでボブアレンジをするのは悩みますよね。ボブのフォーマルアレンジは、無理にアップにしようとせず、「ハーフアップ」をベースに清潔感を出すのが正解です。

両サイドの髪をねじりながら（ロープ編み）後ろに持っていき、中央で一つにまとめます。この時、ゴムは細いシリコンゴム（ポリウレタン製）を使い、結び目が見えないようにパールやビジューのついたバレッタやコームを挿しましょう。これだけで一気にフォーマル感がアップします。

3. ビジネス（オフィス）

アレンジ: タイトめローポニー × シンプルバレッタ

オフィスでは清潔感が第一。肩につく長さのボブなら、襟足ギリギリで一つに結ぶ「ローポニー」がおすすめです。この時、サイドの髪をピタッとタイトになでつけるのがポイント。結び目は、毛束を少量巻き付けて隠すか、シンプルな金属製のバレッタや、ホールド力の高い「Kitsch」のクリップなどで留めると、知的でデキる印象になります。

基本のやり方｜ボブの簡単アレンジ3ステップ

💡 アレンジ成功の鍵は「ベース作り」と「ゴムの固定」にあります。

ボブアレンジがうまくいかない最大の原因は、髪がサラサラすぎてまとまらない、または短くてゴムからこぼれてしまうことです。ここでは、最も簡単で応用が効く「くるりんぱハーフアップ」を例に、失敗しない3ステップを見ていきましょう。

【必要な道具リスト】

• スタイリング剤（ヘアバーム、ワックス、またはオイル）
• 細めのシリコンゴム（ポリウレタン製）
• ヘアアクセサリー（バレッタやクリップなど）
• （あれば）ストレートアイロン

STEP1：ベース作り（最重要！）

アレンジの成否はここで約8割決まります。まず、ストレートアイロンで毛先を軽く外ハネにします（内巻きでもOK）。これは必須ではありませんが、やるだけで仕上がりが劇的に変わります。

次に、ヘアバームやワックスを指先に少量とり、手のひらでよく伸ばしてから、髪の内側から手ぐしを通すようになじませます。特に、アレンジで結ぶことになる耳周りや襟足にはしっかりつけましょう。これで髪がまとまりやすくなります。

STEP2：固定（くるりんぱ）

耳より上の髪（ハチ周り）を手ぐしでざっくりと集めます。この時、きっちり分け目を取るのではなく、ジグザグに取るのが「抜け感」を出すコツ。集めた髪を、後頭部の真ん中あたりで細いシリコンゴムで結びます。

結んだら、ゴムを少し下にずらして緩め、結び目の上に指で穴を開けます。そこに毛束を上から通して「くるりんぱ」をします。通したら、毛束を左右にギュッと引っ張り、結び目を締めて固定します。

STEP3：ほぐし＆仕上げ

くるりんぱの「ねじれ部分」と「トップ（頭頂部）」の髪を、爪先で少しずつつまんで引き出します。これを「ほぐし」と言い、立体感を出すために重要です。

最後に、ゴムの結び目を隠すように、お好みのヘアクリップやバレッタを上から留めます。残った下の髪（襟足）の毛先に、再度バームなどをつけて束感を整えたら、わずか5分で完成です！

⚠️ ボブの場合、髪が短いので「ほぐしすぎ」は禁物です。ほぐしすぎると、短い毛がピンピンと飛び出してしまい（アホ毛）、逆に疲れた印象に見えてしまいます。

アレンジを格上げするヘアアクセサリー活用術

💡 ボブの短い髪は「クリップ」や「バレッタ」で固定と装飾を両立させましょう。

ボブアレンジは、ヘアアクセサリーが主役と言っても過言ではありません。私のサロンでも、アクセサリーの使い方一つで印象が大きく変わるお客様をたくさん見てきました。ボブヘアに特におすすめのアイテムを紹介します。

• バンスクリップ（ヘアクリップ）: 2025年も引き続き大トレンドです。特に「Kitsch」などのメタル素材のクリップは、ホールド力が高いのにオシャレに見えます。ハーフアップのゴム隠しはもちろん、襟足の髪をざっくりとねじり上げて留めるだけでも様になります。ボブの短い髪をしっかり留める実用性が魅力です。
• バレッタ: ゴム隠しに最適なアイテム。特にフォーマルシーンで活躍します。パールやべっ甲柄、シンプルなゴールドなど、シーンに合わせて使い分けましょう。サイドの髪が落ちてくるときに、耳上で留めるだけでもアクセントになります。
• シュシュ: カジュアルシーンの定番です。「Scunci」のようなシンプルなものから、ボリュームのあるオーガンジー素材まで様々。ボブのローポニーに使うと、結べる毛量が少なくても華やかに見せてくれます。
• カチューシャ: アレンジする時間すらない！という朝の救世主。ベースの髪にバームをなじませてツヤを出し、カチューシャをつけるだけ。それだけで一気に「きちんと感」が出ます。ビジネスシーンにも有効ですよ。

髪質・髪の長さ別アレンジのコツ

ボブと言っても、髪質や微妙な長さで悩みは違いますよね。ここではよくあるお悩み別のコツをお伝えします。

• 軟毛・細毛（ボリュームが出ない）: ベース作りの段階で、巻く時間を少し長めにしましょう。トップの髪をほぐす時も、根元に少しスプレーをかけてから引き出すと、ふんわり感が持続します。
• 硬毛・多毛（まとまらない・ゴムが切れる）: スタイリング剤は、オイルや重めのバームを選び、しっかりボリュームダウンさせてから始めましょう。ハーフアップにする際は、取る髪の量を少なめにするか、ゴムを2本使ってしっかり固定すると安心です。
• くせ毛（広がる）: 無理にストレートにせず、くせを活かしましょう！スタイリング剤で束感を出すと、外国人のようなニュアンスが出ます。あえて後れ毛を多めに出すアレンジが似合います。
• 短めボブ（襟足が落ちる）: あごラインより短いボブの場合、ローポニーやお団子は難しいです。無理にまとめようとせず、ヘアアレンジはハーフアップやサイドのねじり留めを中心に楽しみましょう。襟足は外ハネにするとバランスが取りやすいです。

顔型別「似合わせ」ボブアレンジの工夫

💡 トップの高さやサイドのボリューム調整で、どんな顔型にも似合わせ可能です。

アレンジが完成しても、「なんだか自分に似合わないかも？」と感じることがあるかもしれません。それは顔型とのバランスが合っていない可能性があります。ちょっとした工夫で解決できますよ。

顔型別診断

• 丸顔さん: 悩みのタネは「顔の丸さ」。ハーフアップにする際は、トップの髪をしっかり引き出して「縦の高さ」を強調しましょう。サイドの後れ毛は、頬にかかるように出すと小顔効果があります。
• 面長さん: 悩みのタネは「顔の長さ」。丸顔さんとは逆に、トップの高さはあまり出さないようにします。その代わり、ハーフアップの「ねじり部分」やサイドの髪をしっかりほぐし、「横のボリューム」を出すとバランスが整います。ローポニーも似合いやすいです。
• ベース型さん（エラ張り）: 悩みのタネは「フェイスライン」。後れ毛が非常に重要です。エラの部分にかかるように、こめかみや耳前の毛束を必ず引き出し、アイロンで軽く巻いて動きをつけましょう。視線が分散され、フェイスラインが柔らかく見えます。

「似合わない」を「似合う」に変える工夫

例えば「ボブのローポニーが似合わない」と感じる場合、それは重心が下がりすぎて顔が間延びして見えているのかもしれません。

そんな時は、結ぶ位置をほんの数センチ上げるか、トップをしっかりほぐして高さを出してみましょう。また、結んだ毛束をアイロンで巻くだけでも印象は変わります。重心のバランスを意識するだけで、似合うアレンジは必ず見つかります。

プロが教える！崩れないコツとNG例

💡 崩れの原因は「ベース」と「結び方」。スタイリング剤が必須です。

「朝5分でアレンジしても、会社に着く頃にはボロボロ…」これはボブヘアの方から最も多く聞く失敗談です。私の経験上、崩れる原因はほぼ2つ。「スタイリング剤の不足」と「ゴムの結び方の甘さ」です。

特に見落としがちなのが、ローポニーや襟足の髪を結ぶ時の「姿勢」です。下を向いたまま結ぶと、顔を上げた瞬間に襟足の髪がたるんでしまい、そこから崩壊が始まります。

プロのコツは「少しアゴを上げた状態」で結ぶこと。こうすると襟足の皮が張った状態で結べるため、仕上がりがタイトになり、格段に崩れにくくなります。ぜひ試してみてください。

また、アレンジで結んだ後のヘアケアも大切です。ゴムを外す時は優しく行い、その日のうちにしっかりシャンプーでスタイリング剤を落としましょう。

💬 よくある声・体験談

SNSやサロンでよく聞くボブアレンジの体験談をご紹介します。

比較表｜ボブ向け人気アレンジ3選

💡 迷ったら、まずは一番簡単で失敗しにくい「くるりんぱハーフアップ」から試しましょう。

これまで紹介したアレンジを、難易度やシーンで比較してみましょう。あなたのライフスタイルに合うものから挑戦してみてください。

よくある質問（FAQ）

💡 ボブアレンジの疑問は「スタイリング剤」と「細ゴム」でほとんど解決できます。

Q1. ボブだと髪が短くてアレンジできません。どうすればいいですか？

A. 「全部をまとめよう」としないことが一番のコツです。 ボブの長さで無理にフルアップ（全ての髪を上げること）にしようとすると、短い襟足の毛が必ず落ちてきてしまいます。まずは「ハーフアップ」や「サイドの髪をねじるだけ」から始めてみてください。それだけでも印象は大きく変わります。 そして、アレンジ前には必ずヘアバームやワックスを髪全体（特に襟足）になじませてください。これだけで髪が滑りにくくなり、驚くほどアレンジがやりやすくなります。

Q2. アレンジがすぐに崩れてしまいます。崩れないコツは？

A. 崩れる原因は「ベース作り不足」と「ゴムの緩さ」です。

1. ベース作り: 前述の通り、スタイリング剤（バームやワックス）を必ず使いましょう。
2. ゴム: 太いゴムではなく、細いシリコンゴム（ポリウレタン製）を使い、きつく結びます。
3. 結び方: 結んだら、毛束を左右に引っ張り、結び目を根元まで締めます。
4. 姿勢: 襟足を結ぶ時は、少しアゴを上げて結びましょう。

この4点を守るだけで、崩れにくさは格段にアップしますよ。

Q3. 結婚式などフォーマルな場でもセルフアレンジできますか？

A. できます。ボブのフォーマルアレンジは「清潔感」と「華やかさ」がポイントです。 おすすめは「ねじりハーフアップ」です。両サイドの髪をねじって後ろでまとめ、結び目をパールやビジューがついたバレッタやコームで隠します。残った髪はアイロンで軽く外ハネにするか内巻きにして、ツヤの出るスプレーで仕上げれば、セルフでも十分上品なパーティースタイルの完成です。

Q4. 本当に不器用でも5分でできますか？

A. できます！まずは「くるりんぱハーフアップ」から挑戦してください。 ベースの髪にバームをなじませ、耳上の髪を結んで「くるりんぱ」し、クリップで留める。これだけなら、慣れれば3分でも可能です。まずは完璧を目指さず、「ゴムをアクセサリーで隠す」ことだけを目標に始めてみましょう。それだけでも、いつものボブスタイルから大きく変身できます。

まとめ：ボブの簡単ヘアアレンジで毎日をもっと楽しく！

今回は、美容師歴20年以上の私がおすすめする「ボブの簡単ヘアアレンジ」を、5分でできる基本のやり方としてご紹介しました。

ボブヘアのアレンジは、決して難しくありません。ポイントはたった3つです。

2025年のトレンドである「くるりんぱ」や「低めアレンジ」は、ボブの長さと非常に相性が良いです。この記事で紹介したボブの簡単ヘアアレンジをマスターすれば、忙しい朝でもたった5分で、マンネリ化した日常に新しい風を吹かせることができます。

カジュアルからフォーマルまで、ボブのヘアアレンジの可能性は無限大です。ぜひ明日から、お気に入りのヘアアクセサリーを使って試してみてくださいね。

「髪技屋さん」のYouTubeチャンネルでは、 動画でヘアアレンジ手順を解説しています。 ぜひチャンネル登録して、実際の動きもチェックしてみてください！

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