プロ直伝!うねり前髪を夜までキープする乾かし方

プロ直伝!うねり前髪を夜までキープする乾かし方
プロ直伝!うねり前髪を夜までキープする乾かし方

プロ直伝!うねり前髪を夜までキープする乾かし方

「朝はばっちり決まっていた前髪が、夕方には変なうねりが出てしまう…」そんな経験はありませんか?湿気の多い日や長時間の外出後、鏡を見てがっかりした経験がある方も多いでしょう。

実は、前髪のうねりは朝の乾かし方で90%防ぐことができるのです。美容師として15年以上の経験を持つプロが、簡単で効果的な「うねらない前髪の作り方」を詳しく解説します。正しい乾かし方をマスターすれば、湿気の多い日でも美しい前髪を一日中キープできるようになります。

前髪がうねってしまう3つの主な原因

1. 髪の水分バランスの乱れ

前髪がうねる最大の原因は、髪の毛の水分バランスの乱れです。髪の毛は湿度が高いと水分を吸収し、乾燥すると水分を放出する性質があります。この水分の出入りが不均一に起こると、髪の毛がうねったり広がったりするのです。

特に前髪は他の部分より短く、顔周りの皮脂や汗の影響を受けやすいため、水分バランスが崩れやすい部分といえます。美容業界の調査によると、約78%の女性が前髪のうねりに悩んでいるというデータもあります。

2. 間違った乾かし方による髪の癖付け

多くの方が無意識に行っている「間違った乾かし方」も、うねりの原因となります。例えば、以下のような乾かし方は要注意です:

  • ドライヤーを上から当てて乾かす
  • 前髪を引っ張りながら乾かす
  • 完全に乾かさずに中途半端な状態で終わる
  • 冷風を使わずに温風だけで仕上げる

これらの方法は髪の毛に変な癖を付けてしまい、時間が経つとうねりとして現れてしまいます。

3. 髪質と環境要因の組み合わせ

髪質(直毛・くせ毛・軟毛・硬毛)と環境要因(湿度・温度・風など)の組み合わせも、うねりに大きく影響します。特に「軟毛でくせ毛」の方は、外部環境の影響を受けやすく、前髪が崩れやすい傾向があります。

また、季節による湿度の変化も重要な要因です。梅雨時期や夏場は湿度が高く、冬場は乾燥するため、それぞれの季節に応じた対策が必要になります。

プロが教える!うねらない前髪の乾かし方【完全ガイド】

準備するもの

  • ドライヤー(風量調整機能付き推奨)
  • ロールブラシ(前髪用の小さめサイズ)
  • ヒートプロテクトスプレー
  • 前髪用スタイリング剤(軽めのムースやジェル)

基本の乾かし方手順

  1. タオルドライで余分な水分を取る
    シャンプー後、タオルで髪全体の水分を優しく取り除きます。前髪部分は特に丁寧に、こすらずに押さえるようにして水分を吸収させてください。この時点で髪が滴らない程度まで水分を取ることが重要です。
  2. ヒートプロテクトスプレーを適用
    ドライヤーの熱から髪を守るため、前髪にヒートプロテクトスプレーを軽く吹きかけます。根元から毛先まで均等に、距離を保って(約15cm)スプレーしてください。
  3. 前髪を濡らし直す
    前髪だけを霧吹きで軽く濡らします。これにより、髪の毛をリセットし、癖を取り除きやすくします。びしょ濡れにする必要はなく、しっとりする程度で十分です。
  4. 根元から乾かす(重要ポイント)
    ドライヤーを下から斜め45度の角度で当て、前髪の根元から乾かし始めます。この時、手で前髪を軽く持ち上げながら、根元に風を送り込むようにしてください。根元がしっかり乾くまで続けます。
  5. ロールブラシで形を整える
    前髪が8割程度乾いたら、ロールブラシを使用します。前髪を軽く巻き込むようにブラシを当て、ドライヤーの風を上から下に向けて当てながら、ゆっくりとブラシを動かします。
  6. 冷風で仕上げる
    最後に、ドライヤーを冷風に切り替えて、前髪全体に10秒程度風を当てます。これにより髪の形状が固定され、うねりにくくなります。冷風は必ず上から下に向けて当ててください。
  7. 軽いスタイリング剤で仕上げ
    手のひらに少量のスタイリング剤を取り、前髪に軽くなじませます。重くならないよう、毛先中心に軽くタッチする程度で十分です。

時短テクニック

  • 前髪だけ朝シャンプー:時間がない朝は、前髪だけを濡らして乾かし直すだけでもOK
  • ドライヤーの角度固定:ドライヤーホルダーを使って角度を固定すれば、両手でスタイリングできて効率的
  • ブラシ選びのコツ:前髪の長さの半分程度の直径のロールブラシを選ぶと作業がスムーズ

乾かし方比較表

方法 所要時間 効果持続 難易度 おすすめ度
プロ直伝の方法 5-7分 12時間以上 ★★★☆☆ ★★★★★
一般的な乾かし方 2-3分 3-4時間 ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆
自然乾燥 30分以上 1-2時間 ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆

成功のための注意点・コツ

絶対に避けたいNG行為

  • 濡れたまま放置:前髪が濡れた状態で時間が経つと、変な癖が付いてしまいます
  • 高温すぎるドライヤー:髪を傷める原因になり、かえってうねりやすくなります
  • 強風で一気に乾燥:髪が飛び散って形が崩れる原因になります
  • 完全に乾かさない:少しでも湿っていると時間が経ってからうねりが出ます

プロが実践する+αテクニック

  • 分け目を変える:いつもと逆の分け目にして乾かし、最後に元に戻すとボリュームアップ
  • マイナスイオンドライヤー活用:髪の静電気を抑え、よりまとまりやすくなります
  • 室温との差を意識:冷風仕上げの温度差が大きいほど、形状記憶効果が高まります
  • 湿度対策:除湿機や冷房を活用して、乾かす環境の湿度を下げると効果的

よくある質問(FAQ)

Q1. くせ毛でも この方法は効果がありますか?
A1. はい、効果があります。くせ毛の方は特に根元からしっかり乾かすことが重要です。ただし、強いくせ毛の場合は、ストレートアイロンを併用することをおすすめします。アイロン前に必ずヒートプロテクトスプレーを使用してください。
Q2. 時間がない朝でも実践できる短縮版はありますか?
A2. 前髪だけを霧吹きで濡らし、ロールブラシを使わずに手で形を整えながら乾かし、最後に冷風で仕上げる方法がおすすめです。所要時間は約3分で、効果は通常の70%程度期待できます。
Q3. どのくらいの頻度で実践すればいいですか?
A3. 基本的には毎朝の習慣にすることをおすすめします。ただし、前日の夜にしっかりスタイリングできていれば、翌朝は軽く整える程度でも十分な場合があります。髪質や季節によって調整してください。
Q4. 雨の日でも効果は持続しますか?
A4. 正しい方法で乾かせば、小雨程度なら効果は持続します。ただし、大雨や極度の湿気の日は、防水スプレーやスタイリングキープスプレーを併用することをおすすめします。
Q5. おすすめのドライヤーやブラシはありますか?
A5. ドライヤーは風量調整とマイナスイオン機能があるものがおすすめです。ブラシは豚毛とナイロン毛のミックスタイプで、直径18-22mmのロールブラシが前髪スタイリングに最適です。

まとめ

前髪のうねりは、正しい乾かし方をマスターすれば確実に改善できます。今日紹介した方法は、美容師が実際にサロンで使用している技術をご家庭でも実践できるようにアレンジしたものです。

最初は少し時間がかかるかもしれませんが、慣れれば5分程度で美しい前髪が完成します。継続は力なりです。ぜひ明日の朝から実践して、一日中崩れない理想の前髪を手に入れてください!

あなたの前髪が一日中美しくキープされることを願っています。頑張って!

【髪技屋さんのプロフィール】

■ 美容師歴・実績: 20年以上のベテラン美容師。🏆 全国大会入賞、📝 美容専門誌掲載の実績を持つ。

■ 活動内容: 髪の知識・技術全般の講師としても活動。プロも支持する技術で髪の悩みを解決。

■ YouTube: 動画数 1200本以上、総再生回数 2700万回、登録者 3.8万人を達成。

■ ブログ: 記事数 700本以上。ヘアケア、カラー調合、骨格別ヘアなど、髪のあらゆる疑問を解決。