【10代向け】学校でもOK!ナチュラルな前髪の流し方とセット方法

【10代向け】学校でもOK!ナチュラルな前髪の流し方とセット方法 | 髪技屋
【10代向け】学校でもOK!ナチュラルな前髪の流し方とセット方法

【10代向け】学校でもOK!ナチュラルな前髪の流し方とセット方法

読了時間:約8分
はじめに

「前髪がうまく流せない…」「学校の校則が厳しくて派手なセットはできない」

そんな悩みを抱えている10代の皆さん、こんにちは!美容師歴20年以上の髪技屋です。

前髪は顔の印象を大きく左右する大切なパーツですが、特に10代は髪質や生えぐせの変化も多く、理想のスタイルが作れずに悩む方も少なくありません。特に、朝の忙しい時間帯に「前髪が割れる」「浮く」といったトラブルは、一日の気分を台無しにしてしまいますよね。

この記事では、学校でも浮かない自然な「前髪の流し方」を、ドライヤーとアイロンを使った簡単な方法で徹底解説します。
面倒なセットは一切なし! 誰でも真似できるシンプルで確実な方法なので、この記事を読み終わる頃には、明日からすぐに実践できる自信がつくはずです。一緒に、清潔感あふれるナチュラルな流し前髪を手に入れましょう!

なぜうまくいかない?10代の「前髪の流し方」失敗の根本原因

「朝セットしたのに、学校に着く頃にはもう崩れている…」

その悩み、実はあなたのやり方が間違っているわけではありません。前髪がうまく流れないのには、根本的な原因があるんです。多くの10代が陥りがちな3つの原因を、私の美容師としての経験からお話しします。

【原因1】生えぐせ・つむじの強さ

人間の髪の毛には、それぞれ生えてくる方向が決まっています。特に前髪の生え際や頭頂部のつむじは、その流れがとても強く、セットしても時間が経つと元の場所に戻ろうとする力が働きます。多くの美容師が指摘するように、この生えぐせをリセットせずにセットを始めてしまうことが、崩れる一番の要因です。

【原因2】乾燥による静電気とダメージ

10代の皆さんを対象にしたマイナビティーンズの調査(2018年実施、サンプル数不明)によると、約71%(10人中7人)が髪の悩みを抱えており、特に「パサつき」や「うねり」といったダメージに関する悩みが多いことが分かっています。乾燥した髪は静電気を起こしやすく、また、キューティクルが開いて水分を失いやすいため、前髪が浮く原因にもなります。

【原因3】アイロン・ドライヤーの熱の使い方

前髪をセットする際、熱を当てすぎたり、冷ます工程を飛ばしたりしていませんか?髪の毛は熱で形が変わり、冷める時にその形が固定されます。これを活かせないセット方法は、どれだけ丁寧にやってもセット直後に形が崩れる原因になります。特に、熱いまま触ってしまうと、せっかく作ったカールが元に戻ってしまいます。

今日の学びを活かそう!
前髪のセットは「髪質を理解すること」「熱の力を正しく使うこと」が成功の鍵です。この後の章で、具体的な解決策をステップごとに解説していきます。

【基本のHowTo】ドライヤーとアイロンでつくるナチュラルな前髪の流し方

ここからは、誰でも簡単にできる前髪の流し方をご紹介します。特別な道具は必要ありません。ドライヤーとストレートアイロン(またはカールアイロン)があればOKです。前髪セットに費やす時間は、平均して男性で約3〜5分、女性でも5分以内で済ませる人が多いです(ドリームニュース調査、2023年実施、n=不明)。この方法なら、忙しい朝でもサッと完了できますよ!

ステップ1:前髪の生えぐせをリセットする(超重要!)

まずは、前髪全体をしっかり濡らします。根元から毛先まで、特に前髪が割れる部分や浮く部分の根元を重点的に濡らしましょう。この工程を飛ばすと、いくらセットしても元のくせに戻ってしまいます。

ステップ2:ドライヤーで前髪の土台を作る

タオルドライ後、ドライヤーを使って前髪の土台を作ります。これが失敗しない前髪の流し方の最大のコツです。

  1. 前髪を乾かしたい方向とは反対側に手で引っ張り、ドライヤーの風を上から根元に当てます。
  2. 次に、前髪を左右に細かく振りながら、上からドライヤーを当てて乾かします。このとき、ドライヤーは顔から10cm以上離しましょう。
  3. 全体の8割程度が乾いたら、前髪を流したい方向に手で軽く引っ張りながら、上から下へ向かって風を当てます。

最後に冷風を当てて、熱を冷まし、形を固定させます。熱が冷める時に髪の形がキープされることを覚えておいてくださいね。

「キューティクル」とは:髪の毛の表面を覆う、うろこ状の薄い層のこと。開いたり閉じたりすることで髪の水分量を調整しています。

ステップ3:アイロンで仕上げの形を作る

ドライヤーで土台ができたら、アイロンでさらに自然な流れをつけます。ストレートアイロンが最も失敗しにくいのでおすすめです。

  1. 前髪を少量ずつ3〜4束に分けます。
  2. 流したい方向と逆側に前髪を持ち上げ、根元から毛先に向かってアイロンをゆっくりと滑らせます。
  3. 毛先は軽くカーブをつける程度に。巻きすぎると不自然になるので注意しましょう。

たったこれだけで、驚くほど自然なナチュラルな流し前髪が完成します。前髪 巻き方 コツは、一度にたくさんの量を巻かないこと。少量ずつ、熱を均一に加えるのがポイントです。

セットの仕上げはこれ!
軽いヘアスプレーやヘアバームを少量手に取り、毛先につまむようにつけるだけで、キープ力が格段にアップします。

髪質別!ナチュラルな前髪の流し方とセット方法

髪の悩みは人それぞれ。ここでは、特に質問が多い「くせ毛」と「直毛・細毛」に特化した前髪の流し方をご紹介します。

【くせ毛】前髪のうねり・浮きを抑えるセット術

くせ毛の最大の敵は「水分」と「湿気」。くせ毛さんが前髪をうまく流すには、いかに水分量をコントロールし、形を固定するかが鍵になります。

  • ドライヤーの工夫:前髪を濡らした後、ブラシで軽く引っ張りながら、ドライヤーを上から下に当てて乾かします。このとき、根元のくせをしっかりと伸ばすイメージで行うのが前髪 くせ毛対策のポイントです。
  • アイロンの使い方:アイロンをあてる際は、毛先だけでなく根元にも軽く熱を加え、地肌から少し浮かせるようにカールをつけます。

【直毛・細毛】ペタンコになる前髪をふんわり流すセット術

直毛や細毛は、流してもペタンコになりがち。ボリューム感を出すことが重要です。

  • ドライヤーの工夫:前髪を乾かす際、根元を下から持ち上げるようにドライヤーの風を当てます。そうすることで、根本にふんわりとした立ち上がりが生まれます。
  • アイロンの使い方:前髪を少量ずつ分け、根元からゆるいCカールをつけるようにアイロンを滑らせます。毛先だけでなく、根元からふんわりさせるのがポイントです。

知っておきたいプロのコツとNG例:失敗から学ぶ「前髪の流し方」

前髪セットの失敗は誰にでもあります。ここでは、よくある失敗例とその改善策を、実際の事例を交えてお話しします。私のサロンに相談に来た、2つの事例を見てみましょう。

失敗例と改善例:前髪が浮いてしまうAさんの場合(16歳、男性、直毛)

【Before】
前髪セットをしても、頭皮から約3cmほど前髪が浮いてしまい、おでこが丸見えになってしまうのが悩みでした。毎日30分以上かけてセットするものの、学校に着く頃には浮きがひどくなっていました。

【原因】
ドライヤーの際、前髪を上から押さえつけずに、下から風を当てていたため、根元が立ち上がってしまっていました。また、アイロンも根元から強く挟んでおり、それがさらに浮きを助長していました。

【改善策】
セットの最初で、「前髪の根元をしっかり濡らす」ことを徹底してもらいました。そして、ドライヤーは前髪を押さえつけながら上から下へと風を当てるように指導。アイロンも毛先のみを軽く通す方法に変えたところ、わずか1週間で浮きが改善。セット時間も半分以下になりました。

ここがポイント!
熱は髪に形を記憶させるためのもの。温風で形を作り、冷風で固定する。この2ステップを忘れずに行うことが、セットの持ちを良くする最大の秘訣です。

解決方法を比較!ドライヤー vs アイロン

前髪セットにはドライヤーとアイロン、どちらが良いのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

ドライヤー ヘアアイロン
メリット ・熱ダメージが少ない
・生えぐせを根本から直せる
・ふんわりとした自然な仕上がり
・セットが短時間で済む
・細かな毛束感が作りやすい
・くせ毛でもしっかりと形がつく
デメリット ・慣れが必要でコツがいる
・アイロンに比べるとキープ力は劣る
・熱による髪へのダメージが大きい
・使い方を間違えると不自然になる
・火傷のリスクがある

どちらも一長一短ですが、学校でもOKなナチュラルな前髪の流し方を目指すなら、まずはドライヤーでしっかり土台を作ることをおすすめします。熱ダメージを最小限に抑えながら、一日中崩れにくい前髪が手に入ります。

【FAQ】関連ワードに関するよくある質問

Q1. ドライヤーだけで前髪を流すことはできますか?

A. はい、可能です。むしろドライヤーでのセットが基本中の基本です。ドライヤーの風向きと冷風の活用法をマスターすれば、アイロンを使わなくても自然な流れを作ることができます。前髪を流したい方向とは逆に乾かすというコツを意識してみてください。

Q2. 前髪が一日中もたないのですが、どうすればいいですか?

A. セットの最後に「冷風を当てる」工程を加えてみてください。髪は熱で温められ、冷える時に形が固定されます。また、スタイリング剤を使う場合は、ベタつかない軽いテクスチャのヘアバームやヘアスプレーを少量だけつけるのがおすすめです。付けすぎると逆に重みで前髪 浮く原因になります。

Q3. 前髪が途中で割れてしまうのですが、どうすれば直せますか?

A. 外出先で前髪 割れる 直し方は、水で根元を軽く濡らし、指で前髪を左右に小刻みに動かしながら、根元のくせをリセットするのが手軽です。その後、手のひらで軽く押さえて毛流れを整えればOK。ワックスやオイルで軽く毛束感を出してごまかすのも効果的です。

プロからのアドバイス
朝のセットで失敗しないためには、前日の夜、お風呂上がりのドライヤーを丁寧に行うことも大切です。前髪の生えぐせをリセットしてから乾かすと、朝のセットが格段に楽になりますよ。

まとめ:今日からできる!ナチュラルな前髪の流し方で自信をつけよう

この記事では、学校でも安心してできるナチュラルな前髪の流し方を解説しました。

大事なポイントは、以下の3つです。

  • 根元のくせをリセットすること:セットの前に前髪をしっかり濡らして、生えぐせをなくしましょう。
  • ドライヤーで土台を作ること:流したい方向と逆に乾かし、冷風で形を固定します。
  • 適切なスタイリング剤を選ぶこと:軽いバームやスプレーを少量だけ使いましょう。

「前髪の流し方って難しい…」と感じていた人も、この3つのコツを意識するだけで、見違えるほど自然で綺麗な前髪が作れるようになります。学校生活で気分が上がるナチュラルな前髪の流し方をマスターして、毎日を楽しく過ごしてくださいね。

参考文献・出典リスト

  • ドリームニュース「男性のヘアセットにかける時間...アンケート調査」(2023年)
  • マイナビ「10代女子のヘアケアの悩みやヘアセット事情を調査!」(2018年)
  • 美容室LILA by afloat 畑中正敏氏の解説
#流し前髪 #前髪セット #前髪 巻き方 コツ #前髪 浮く #前髪 くせ毛 #前髪 割れる 直し方

この記事が役立ったら、同じ悩みを持つお友達にもシェアしてみてください

【髪技屋さんのプロフィール】

■ 美容師歴・実績: 20年以上のベテラン美容師。🏆 全国大会入賞、📝 美容専門誌掲載の実績を持つ。

■ 活動内容: 髪の知識・技術全般の講師としても活動。プロも支持する技術で髪の悩みを解決。

■ YouTube: 動画数 1200本以上、総再生回数 2700万回、登録者 3.8万人を達成。

■ ブログ: 記事数 700本以上。ヘアケア、カラー調合、骨格別ヘアなど、髪のあらゆる疑問を解決。